息子が修学旅行中に現地でこしらえてきたというシーサーの焼き物が届いた。食卓に置いてあった彼の作品を見て、会話が弾んだ。 この機会にシーサーをネット検索すれば、獅子(シシ)の沖縄方言だと初めて知った。なんだ、そうか。魔除け…続きを読む
野生をまっとうした君よ
知らせは、出張先のホテルで開いた朝刊のニュースからだった。2月27日(火)午前、野生コウノトリ八五郎の死骸がねぐら近くの林縁で発見された。2月6日に姿を消してから21日目の悲報だった。 2002年の8月5日にコウノトリの…続きを読む
豊岡病院解体
2006年11月3日撮影の写真である。今は丘陵地にホテル並の新病院ができて、足は不便になったけど設備は立派なものになった。 この写真は、解体中の旧病院である。円山川左岸堤防のすぐ下にあって、2004年の台風23号の洪水で…続きを読む
シノリガモ
今回確認した群は4羽。 好天時にはきまって姿を出さず、時雨模様の暗い天気に岸辺に寄ってくるようだ。人の姿を見ると、すぐに遠ざかってしまう。 この写真はなかなか貴重である。フレーム内にオス成鳥、オス若鳥、メス成鳥の3種が収…続きを読む
雪を忘れた冬
日中散歩に出た妻が、畦にもうオオイヌノフグリが出てるよと報告してくれたのが1月15日。昨年は2月の終わりに最初のオオイヌノフグリを見たから、今年は一ヶ月以上開花が早いようだ。普通の冬でも、タンポポだったり、オオイヌノフグ…続きを読む
チベットからの風
三宮ガード下。量販店にはない楽しさ、わくわく感が、ガード下に並ぶ小さな店にはある。10月にタイのカエルの楽器を買った店、店のおばちゃんに「きっと、また来ますからね」と約束した。神戸での仕事を終えてから、迷わずこの店に向か…続きを読む
12年目の鎮魂の日
たまたまこの日に神戸出張が重なった。三宮の東遊園地地下の市営駐車場に車を置き、地上に出て園内を一回りしてみる。1995年1月17日午前5時46分。12年前の今日、この地を襲った未曾有の大地震で6.500人近い尊い命が失わ…続きを読む
マルガモ
雨の六方川、カルガモと一緒に泳いでいたコイツに気づいた。カルガモ母さんが産んだ子には違いないが、親父はマガモだ。 つまりカルガモとマガモのハイブリッド(交雑種)。マガモ+カルガモ=マルガモとも呼ばれる。 写真の矢印で示す…続きを読む
セコガニの季節
毎年、この季節になると漁師町出身のSさんからセコガニを戴く。今年も11月6日にマツバガニ漁が解禁になった。セコガニ(メス)の漁期は1月10日までと短い。2ヶ月限定の季節のご馳走だ。 我々の年代が子どもだった頃は、美味しい…続きを読む
柿の木 宮崎学
よい本に出会ったときの豊かな気持ちを、久しぶりに味わった1冊である。 長い風雪を耐え、なおも凛として立つ丘の上の1本の柿の木。その春夏秋冬の姿を、ただひたすら同じアングルで撮り続けた。それだけの写真集である。 しかし、ど…続きを読む