猛暑のカラカラ天気が続いていたが、8月後半になって雷雨が通り過ぎるようになった。ヤマビルにおびえながら、私の菌類(変形菌)観察ポイントに入った。ツノホコリ系の粘菌を倒木の所々で見かけた。まとまって粘菌を観察するのは今シー…続きを読む
ようやく粘菌

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
猛暑のカラカラ天気が続いていたが、8月後半になって雷雨が通り過ぎるようになった。ヤマビルにおびえながら、私の菌類(変形菌)観察ポイントに入った。ツノホコリ系の粘菌を倒木の所々で見かけた。まとまって粘菌を観察するのは今シー…続きを読む
今夏も、昨年と同じ場所で中村さんに出会った。ナカムラオニグモ、元々、北方系の蜘蛛とされるが、但馬でも継続的な観察が続いている。 観察時間は、たいてい朝の7時半前後。夜行性の本種の、朝帰りの時間帯である。網の中央にいたり、…続きを読む
8月7日が立秋だったが、秋の気配はまったくないまま酷暑が続いている。しかし、命をつないだ虫たちは徐々に姿を消し、つい先日まで観察を続けていたイッシキキモンカミキリやヤノトラカミリもいなくなった。 ヤノトラカミキリのいたエ…続きを読む
同じ場所からの花火撮影3年目。昨年から100m後方のあぜ道にカメラマンがポジションをとるようになった。まあそれでも、今年は2羽の巣立ち幼鳥がねぐら入りする人工巣塔の背景に花火を入れて、きままに撮影を楽しむ一人の時間は楽し…続きを読む
7月終わりの氷ノ山大幹線林道を走る。むっとした地上の空気が山中までも混じり込んで、窓を開けて走っても涼感がない。いくつかのポイントで車をとめ、あたりを散策。今季最初のツリフネソウを見つけた。いつものツリフネソウ群生地では…続きを読む
ノリウツギの花は茶色く変わり、寄り付く虫たちの姿もほとんど見なくなった。隣のリョウブは花盛りで、虫たちはこちらにたくさん集まっている。常連の虫たちに混じって、しきりに飛び回る赤いカミキリに目が行った。キヌツヤハナカミキリ…続きを読む
イッシキキモンカミキリの撮りためた写真を掲載する。雌雄が出会う場面では、触角で交信しているような行動が見られた。小さなカミキリが不規則に飛び回る様子を撮影するのは難しいが、飛翔写真も載せておく。 同じ桑の木で見かけた昆虫…続きを読む
朝活の始まりはイッシキキモンカミキリから。いつものポイントで、車の陰に広げた椅子に座って桑の木を見上げる。繰り返し観察してくると、このカミキリの行動パターンがだんだんと読めてきた気がする。 クワカミキリのペアもいた。この…続きを読む
まともな梅雨が無かった影響で、花見のタイミングも逡巡してしまう。海岸の植物はどうだろうと、観察に向かった。タブノキに着生したフウランは見事に咲いており、いつもより遅い夕刻の時間を選んだおかげで、これまで嗅ぐことのなかった…続きを読む
林道沿いのノリウツギが満開である。よく見ると、花房の中に、おびただしい数の虫が集まっている。その多くはハナカミキリの仲間である。トラカミキリやハナムグリ、蛾も集まっている。 ここまでの画像を見て、「お!」と思った方はおそ…続きを読む