スズメの写真をほとんど撮らない。最も身近な野鳥ゆえのことであるが、ときどきスズメの面白い行動に出会ったときにはレンズを向ける。六方田んぼの小麦転作田では収穫の時期を迎えていた。そんな小麦の実を食べにスズメたちが次々とやっ…続きを読む
麦秋の候

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
スズメの写真をほとんど撮らない。最も身近な野鳥ゆえのことであるが、ときどきスズメの面白い行動に出会ったときにはレンズを向ける。六方田んぼの小麦転作田では収穫の時期を迎えていた。そんな小麦の実を食べにスズメたちが次々とやっ…続きを読む
コウノトリの繁殖シーズンも終盤を迎えた。豊岡市内には常時50~60羽のコウノトリが生息している。2005年9月に飼育コウノトリ5羽を初めて放鳥して以来、今年で20年を迎える。古い繁殖ペアの営巣地では、新しい若いペアが縄張…続きを読む
下界は梅雨のシトシト模様。悪路の支線を登り切り、幹線林道と合流すると雨雲を抜ける。通行止めが北と南で続いており、ほかに通行する車もいない。開けた場所から低い雲海を見下ろす。北に向かう。途中のササユリポイントではまだ蕾。 …続きを読む
今シーズンも、ヤイロチョウの営巣期に入ったので、これまでの観察記録を公開する。このポイントでの初認は5月23日。頭上の梢で大きく囀るヤイロチョウ。葉隠の1個体を、わずかに抜けた位置から、ようやく確認することができた。超見…続きを読む
六方田んぼから、堤外ヨシ原で囀るオオヨシキリの声を初認したのが4月28日。以降、日ごとに渡来数は増え、今ではうるさいほどの囀りが河川敷のあちこちから聞こえてくる。兵庫県レッドリストでかつてはBランク種だったのが、2013…続きを読む
水が張られ、田植えが始まった六方田んぼで、旅の途中のセイタカシギ1羽を見つけた。 百合地巣塔では、三代目となる新しいコウノトリのペアが、前のペアを追い出して縄張を奪った。コウノトリの放鳥が始まってから今年で20周年。古い…続きを読む
幹線林道は残雪と法面修復工事などでアプローチがままならない。唯一、目的の森にたどり着ける支線ルートを使って幹線林道に合流。ブナ林でさっそく今シーズ初のアカショウビンが迎えてくれた。腹の羽毛の色具合からオス個体と思われた。…続きを読む
いよいよ夏鳥の後半組が渡ってくる。この時期は早朝から林道に入るのが常であるが、仲間と一緒に今期の林道の様子をチェックして回っている。ロングコースの南端からアプローチ。標高1000mを越すあたりの北斜面、例年も残雪が路肩に…続きを読む
通勤途中に巡回する六方田んぼ。車の前を左から右へ横断した3羽の鳥の群れ。このところ通過個体が入っているムナグロかなと、降りたあたりを双眼鏡で観察。ムナグロではなく、小型のシャクシギと分かった。コシャク?、チュウシャク?、…続きを読む
ムナグロの春渡りがピークを迎えている。繁殖羽のオスは、その名の通り「胸黒」である。夏羽移行中のオス、真っ黒にならないメス、換羽中の成鳥や幼鳥を含む渡りグループが、次々に六方田んぼを中継して北に向かって行く。 カルガモも繁…続きを読む