早朝、地元の谷を詰めてじっと待機していると、車のすぐそばの枝積みの中をコソコソと動くものがいる。ひょっこり出てきたのがヤブサメ。小さな鳥だ。「シシシシ…」と高周波で鳴くとその存在が分かるが、寡黙に姿を現すと何の鳥だか識別…続きを読む
コウノトリ
コウノトリ繁殖に入る
祥雲寺巣塔の新婚ペアは2月15日に初卵を産み、4卵の抱卵を続けている。市内の他の繁殖ペアも3月には一斉に抱卵に入る。そんなコウノトリの繁殖期を目前に、それぞれの縄張り内で準備に入っている。 2024.2.16-23 D7…続きを読む
セツブンソウで花巡り開幕
丹波市のセツブンソウ自生地、民地での公開期間が始まったので観察にでかけた。4月並の陽気の午後、ピーカンの日差しに白い花は撮影が難しいが、あちこちで開花しているセツブンソウにレンズを向けた。毎年のことではあるが、このセツブ…続きを読む
大雪のあとにトラが出る
大雪のあと、林縁の雪が解け始めると、餌を求めて林の中から鳥が出てくる。トラツグミとの出会いは、まさにそんなタイミングのときがほとんどである。 1羽のトラツグミが雪の無い法面に出てきた。歩いては止まり、「四股踏み」を繰り返…続きを読む
コウノトリ繁殖期に入る
コウノトリの繁殖ペア、子育てから解放されて秋を過ごしていたが、年が明けていよいよ新しい繁殖の準備に入ってきた。それぞれの巣塔を中心とした縄張り内で夫婦で過ごす時間が増えている。今後の気温や積雪量の影響もあろうが、早いペア…続きを読む
穏やかな辰年明け
雪の無い、穏やかな辰年が明けた。平地の冬鳥のバリエーションは少ないが、白鳥とコウノトリはいつでも姿を見せてくれる。例年なら、この時期のシラサギはダイサギ(亜種ダイサギ)がほとんどだが、今年はコサギをちょくちょく見かける。…続きを読む
生ぬるい11月
11月に入っても凛とした空気感がなく、生ぬるい日が続いている。朝、近くの畑地で今年生まれの幼鳥と出会った。これまで付けられてきた色付きの足環から、黒一色に個体番号が印字してあるものに変わっているので、すぐに幼鳥とわかった…続きを読む
はぐれ鳥
自宅にほど近い刈田で、朝方、マガンの成鳥1羽を観察した。仲間が前日に確認していた個体で、一夜明けた同じ田んぼにいた。午後からは姿がなくなったので移動したのだろう。この時期はマガンやコハクチョウの渡りの群れが通過して行くが…続きを読む
ナゴヤサナエ2
ナゴヤサナエ初撮影の1週間後、もうワンチャンスを狙ってポイントに向かった。すぐに飛んで来て、左岸の草に止まったところを300mm望遠で撮影。さて、魚眼レンズに交換してソロリと接近。とりあえず離れた位置から環境を写し込む。…続きを読む
落ち鮎の頃
早朝の出石川、この流域を縄張りにするコウノトリ繁殖ペアがいた。ねぐら入りから目覚めて、これから朝食といったタイミングだろう。ペアのメスの方は少し前に右足の踵関節の下を骨折し、保護収容が必要かどうかの見極めが続けられた。幸…続きを読む