オオヨシキリ

六方田んぼから、堤外ヨシ原で囀るオオヨシキリの声を初認したのが4月28日。以降、日ごとに渡来数は増え、今ではうるさいほどの囀りが河川敷のあちこちから聞こえてくる。兵庫県レッドリストでかつてはBランク種だったのが、2013年の見直しで要注目種に格下げされた。円山川流域に関しては、注目もしなくてよい夏鳥と思うほど。

豊岡盆地ではかねてより普通種なみに見かける鳥で、写真も、高みで大口明けて囀っているのをシーズン1回撮ればいいほう。今回もようやくオオヨシキリにレンズを向けた。

田植えの終わった田んぼは、コウノトリにとって最も大事な餌場。オタマ、カエルとはじめ、この時期に局所的に発生するカブトエビも、小さいながらコウノトリの好物のようだ。

伊豆巣塔は別ペアが巣を奪取しようとしたが、結局、今期ペアとなった2羽が巣を守っている。繁殖は、別ペアに邪魔されて成功しなかった。コウノトリ野外放鳥が2005年に開始されてから、今年で20年を迎える。古い繁殖ペアから新規の若いペアへの繁殖巣塔の世代交代が始まっている。

すっかり少なくなってしまったアマサギ。ときどき単発的に田んぼで見かける程度。今や希少種の仲間入りといった感じである。

2025.6.5

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