




年1回の砂浜昆虫探し、今年も食草のハマヒルガオの花の中に、2匹のスナムグリヒョウタンゾウムシを見つけた。個体により体色の違いがあるのと、ほとんどのハマヒルガオの花には入っていないのとで、地味な甲虫ではあるが見つけると嬉しくなる。



スナビキソウには旅のアサギマダラが付いていた。新鮮な白い花より、茶色く枯れた花に集まるのは、必要とするエキスが枯れた花から多く出ているからだろう。以下はネット情報より引用。
「スナビキソウの花にはピロリジジンアルカロイド(PA)が含まれる。このPAを取り込んで性フェロモンを生成するのと、脳に作用して交尾行動を誘発する。PAは有毒で、体内に蓄積することで捕食者から身を守る」
つまり枯れた花には、このPAなる物質がより多く分泌されていて、アサギマダラのオスが誘引されるのだろう。海でエキスをたっぷり溜め込み、アサギマダラのオスはメスを求めて山へと上って行く。
2025.5.28 TG-6, D7500+VR300mmF4.0
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