昭和30年

山道をこの手で担ぎ上げた発電機で、7戸の山村に電気がともった。 それから7年後の昭和37年12月26日、雪の強まる宵の口、最後の一家が山を下りた。 その冨山さんの案内で、今日、金山まで歩いた。 アカショウビンが緑の中で鳴…続きを読む

ヒナを拾わないで

野鳥の子育て期にあたる5月~7月、地面に落ちているヒナを見かける機会が増えます。おぼつかないヒナが巣から落ちてうろたえている姿を見れば、「かわいそう」と思うのが普通の人間の心情です。 こんなときどうすればよいか、日本野鳥…続きを読む

長い

セイタカシギ ホウロクシギ 先月の4月15日、同じ日、同じ湛水田に長い脚と長いくちばしのシギが立ち寄った。こういう偶然もなかなか稀なことである。いずれも当地では希少種。 進化の過程で、一羽は脚を長くすることで、一羽はくち…続きを読む

園遊会

この季節が巡ってくるといつも楽しみにしている集まりに、今年も呼んでいただいた。懐かしい顔に年一度会える場でもある。妻とともに仲間と一緒の時間を過ごせたことに感謝したい。 大きな庭に植えられたカエデ、枝を広げて森を作ってい…続きを読む