雪の無い、穏やかな辰年が明けた。平地の冬鳥のバリエーションは少ないが、白鳥とコウノトリはいつでも姿を見せてくれる。例年なら、この時期のシラサギはダイサギ(亜種ダイサギ)がほとんどだが、今年はコサギをちょくちょく見かける。…続きを読む
穏やかな辰年明け

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
雪の無い、穏やかな辰年が明けた。平地の冬鳥のバリエーションは少ないが、白鳥とコウノトリはいつでも姿を見せてくれる。例年なら、この時期のシラサギはダイサギ(亜種ダイサギ)がほとんどだが、今年はコサギをちょくちょく見かける。…続きを読む
毎年、2月のセツブンソウで始まる花めぐりは、11月のキッコウハグマの観察で終わりになる。花の無い寂しい山の季節が始まり、興味はもっぱら平地の冬鳥観察に移る。台風の大水の影響で、渓谷のあちらこちらで登山道が崩れており、11…続きを読む
リンドウの咲く季節となった。秋晴れの正午過ぎ、高原のあちらこちらで青紫の花が開いて行く。これまで気が付かなかった湿原に、たくさんの株があるのを今回見つけた。 アケボノソウはまだ咲き残っているが、このポイントでは終盤になる…続きを読む
昨秋、既知の自生地外でキュウシュウコゴメグサの開花が確認された。数年前から発生確認が途絶えたままだった、兵庫県レッドリストAランクの希少種である。専門家の熱心な踏査により、但馬での新たな自生地が確認された。1年後の同場所…続きを読む
ノスリ、チョウゲンボウを相次いで確認した。これから深まりゆく秋に、次々と冬の猛禽類が北からおりてくる。 通過のノビタキも内陸部でよく見るようになった。 出石川では渡り途中のトウネン2羽と、ヒドリガモ1羽を見かけた。 今や…続きを読む
高原のススキ野をかき分けると、見頃のナンバンギセルが数箇所で見つかった。以下、高原でレンズを向けた花たち。 2023.9.25 D7500+90mmMACRO, 10mmFE 2+
帰宅途中、夕方の六方田んぼ百合地で、10数羽のムナグロの群れに出会った。まとまった数のムナグロの秋渡りの群れを確認するのは今季初めて。 翌朝はよく晴れて、水量の落ちた出石川にはコウノトリ2羽。彼岸花もあちこちで目立つよう…続きを読む
アケボノソウがいよいよ見頃に開花した。道路脇に何気に咲いているこの美しい花に、気を留める人は多くないようだ。5弁が普通だが、4弁も交じる。蜜腺には虫たちが次々に寄ってくる。 高原のウメバチソウも開花中。花も美しいが、花後…続きを読む
9月も半ばに差し掛かり、山の秋の気配を見に林道を走った。アケボノソウは開花し始めたばかり。オタカラコウやツリフネソウが目立つようになった。ツリフネソウは、赤白黄の三色が揃った観察ポイントで、今年も見頃の様子をチェックする…続きを読む
高原のガガイモがうす紅色のかわいい花をつけた。うまい具合に、ジャストタイミングでガガ様に出会うことができた。雨が少し降って、ようやくキノコ類も顔を出し始めたようだ。竹藪をガサガサと徘徊すれば、待っていたかのようにヤマビル…続きを読む