朝の涼しい時間帯に鉢伏山を往復する。最後の望みを持って昨年咲いていたあたりを注意深く探すが、ついに見つけることができず。カキランはこのコースから絶滅した模様。ススキの根本をかき分けて、オオナンバンギセルの赤ちゃんを見つけた。開花のシーズンにまた訪ねてこよう。ほかに目についた花はヤマジノホトトギスくらい。タマゴタケも一株出ていた。
この朝は山頂からの遠望がよく、東山魁夷の絵画のような青い山影の連なる様や、西の遠い空に伯耆大山の山容が望めた。
妙見林道を経由。ここでもタマゴタケを見つける。サンヨウブシはいたるところで株数を増やしている、タケニグサは言うまでもない。今回認識を新たにしたのが、アメリカオニアザミが標高900mの林道脇に出ていたこと。初めてこの花と出逢ったのは、円山川の河原だった。着実に垂直方向にも分布を拡大している。
神鍋高原のゲレンデを直登。キキョウは盛りが過ぎていたが、開花株をいくつか確認した。ホソバウンラン、カワラナデシコ、クルマバナなどにレンズを向ける。ダイセンシジミ、ジャノメチョウ、シオヤアブなどを見ながら噴火口を一周。噴火口のススキを、草刈隊が頑張って刈った跡を見る。
2024.7.29 D7500+VR300mmF4.0, 90mmMACRO
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