今シーズンも、ヤイロチョウの営巣期に入ったので、これまでの観察記録を公開する。このポイントでの初認は5月23日。頭上の梢で大きく囀るヤイロチョウ。葉隠の1個体を、わずかに抜けた位置から、ようやく確認することができた。超見…続きを読む
ヤイロチョウ2025

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
今シーズンも、ヤイロチョウの営巣期に入ったので、これまでの観察記録を公開する。このポイントでの初認は5月23日。頭上の梢で大きく囀るヤイロチョウ。葉隠の1個体を、わずかに抜けた位置から、ようやく確認することができた。超見…続きを読む
予報に反し雨が降らないので、この時期に確認すべき植物の様子を見にでかけた。アプローチ中にチェックしたテイカカズラ、ヤマツツジ、Aちゃんポイントのサイハイラン。 目的地の手前で林道の工事中。路肩に車を止め、そこから少し歩い…続きを読む
六方田んぼから、堤外ヨシ原で囀るオオヨシキリの声を初認したのが4月28日。以降、日ごとに渡来数は増え、今ではうるさいほどの囀りが河川敷のあちこちから聞こえてくる。兵庫県レッドリストでかつてはBランク種だったのが、2013…続きを読む
年1回の砂浜昆虫探し、今年も食草のハマヒルガオの花の中に、2匹のスナムグリヒョウタンゾウムシを見つけた。個体により体色の違いがあるのと、ほとんどのハマヒルガオの花には入っていないのとで、地味な甲虫ではあるが見つけると嬉し…続きを読む
いつもの小さな峠道の脇にカラムシが繁茂してきた。そろそろかなと葉をチェックすれば、今シーズン初のラミーカミキリの発生を確認した。もうすっかり普通種になってしまった今でも、このライムグリーンと黒のツートンを見ると嬉しくなる…続きを読む
前回のヒゴスミレ、アケボノスミレから9日が経過した日、スミレ観察のフィナーレを飾るサクラスミレを見てきた。ちょうど開花直後の新鮮な株を20ほど数えた。咲きたてのサクラスミレは、その名の通り花がサクラと似て、花弁の中央がサ…続きを読む
初夏の気配が漂う頃、標高の高い草地ではウスバシロチョウが飛び始める。「生きた化石」とも称されることのある、古い時代からの生き残りである。透け翅が優雅であり、フワフワとエレガントに飛翔する。 後日、別のポイントで、この時期…続きを読む
水が張られ、田植えが始まった六方田んぼで、旅の途中のセイタカシギ1羽を見つけた。 百合地巣塔では、三代目となる新しいコウノトリのペアが、前のペアを追い出して縄張を奪った。コウノトリの放鳥が始まってから今年で20周年。古い…続きを読む
5月中旬の高原、キバネツノトンボの生息地を訪ねる。但馬では既知のいくつかの生息地があるが、丁寧に調べれば新たな産地が見つかる可能性もある。トンボの名があるが、ウスバカゲロウなどと同類のアミメカゲロウ目に分類される。ツノト…続きを読む
幹線林道は残雪と法面修復工事などでアプローチがままならない。唯一、目的の森にたどり着ける支線ルートを使って幹線林道に合流。ブナ林でさっそく今シーズ初のアカショウビンが迎えてくれた。腹の羽毛の色具合からオス個体と思われた。…続きを読む