少し早いことは承知していたが、誕生日の今日、ひょっとしたら1輪くらい咲いているかもと、植生保護柵に囲まれた里山湿地に入った。通り雨の後で湿度の高い湿地を見て回る。新鮮なサギソウの花が1輪、雨粒をのせて静かに佇んでいた。素…続きを読む
サギソウ1輪

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
少し早いことは承知していたが、誕生日の今日、ひょっとしたら1輪くらい咲いているかもと、植生保護柵に囲まれた里山湿地に入った。通り雨の後で湿度の高い湿地を見て回る。新鮮なサギソウの花が1輪、雨粒をのせて静かに佇んでいた。素…続きを読む
ソバナ、カワミドリなど、夏の花を見ながら林道を上がる。 湿った路面には、ミヤマカラスアゲハが集団で給水におりている。ヒヨドリバナには複数のアサギマダラが訪れていた。巣立ちビナを連れた家族だっただろうか、4羽ほどのアカショ…続きを読む
ユウスゲの花に、赤い虫が飛んできて止まった。ハチかと思って望遠レンズで覗けばオオキンカメムシだった。カナブンほどの大きな体で、橙色に黒斑という目立つ光沢のある体色。腹の下面や頭部はサファイヤ系のキラキラ。何とも美しいカメ…続きを読む
道端のカラムシは、今のところ除草を免れてよく茂っている。この植物はラミーカミキリをはじめ、多くの虫たちに人気があるようで、いろいろと集まってくる。 ラミーカミキリのメスはオスより大きく体色も黄味がかる。オスがメスに近づき…続きを読む
昨年は結局出会えずじまいだったイッシキキモンカミキリと、今シーズンは7月最初の日に再会できた。 黒と黄の2トーン、朝観察したキビタキと同じだなと思って見た。 2021.7.1 D7500+VR300mmF2.8, 90m…続きを読む
粘菌に興味を持つ仲間がまわりで増加中。そんな影響もあって、花の無い今の季節のフィールドワークで、粘菌の魅力にハマりつつある。朽木や落ち葉をひっくり返して、粘菌を見つけたときの喜びは、宝探しの面白さに通じる。胞子を顕微鏡下…続きを読む
ラミーカミキリのポイントで観察中、クロヤマアリっぽい大型のアリが葉の上でウロウロしていた。ひょっとして? やっぱりハエトリグモだ。アリグモという名の、見たまんまの蜘蛛である。 上から見ると腹部に模様がある。アリに擬態して…続きを読む
15時後半のカシワ林、キマダラルリツバメを待つ間にテリ張りを始めたゼフ。活動時間帯と翅の模様からエゾミドリシジミと思われた。 結局キマダラルリツバメは現れず、ついでに18時まで粘って発生確認をチェックしたハヤシミドリシジ…続きを読む
梅雨らしくない青空が広がった朝、いつもの林道を走ってみる。鳥たちは子育ての真っ最中で、囀りもあまり聞こえない。キビタキ、オオルリ、クロツグミが時々鳴くくらいで、一人の林道走行は寂しさだけが募る。アカゲラの仔が木を登って行…続きを読む
朝のラミーカミキリのポイントに再び。あいかわらずたくさんいる。TG-6のプロキャプチャ機能の練習に励む。 上翅の下に巧妙に折りたたまれた下翅を一瞬のうちに伸ばし、上翅を翼、下翅の動きを推進力にして飛ぶ。今回の撮影トライア…続きを読む