少し早いことは承知していたが、誕生日の今日、ひょっとしたら1輪くらい咲いているかもと、植生保護柵に囲まれた里山湿地に入った。通り雨の後で湿度の高い湿地を見て回る。新鮮なサギソウの花が1輪、雨粒をのせて静かに佇んでいた。素敵な誕生プレゼントになった。
これから順次咲き出すだろうが、保護柵のおかげでシカ食害が免れている代償として、植生の遷移が進み、良好な湿地環境から草原化へと向かっている。今後は、人為的な草刈り管理が必要なのだろうか。「守る」ことはなかなか一筋縄には行かないものである。
2021.8.8 D7500+90mmMACRO
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