谷を詰めた広場でUターンして車の中で一息つく。突然、左から右へと、地面に大きな鳥の影が動いた。とっさにカメラを掴んで飛び出ると、相手は沢を越えた向こう側の斜面の枝に止まっていた。久しぶりのクマタカだった。 どうやら、車を…続きを読む
クマタカに遭う

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
谷を詰めた広場でUターンして車の中で一息つく。突然、左から右へと、地面に大きな鳥の影が動いた。とっさにカメラを掴んで飛び出ると、相手は沢を越えた向こう側の斜面の枝に止まっていた。久しぶりのクマタカだった。 どうやら、車を…続きを読む
水の入った田んぼに、シラサギが集まる季節になった。この時期のシラサギは、繁殖羽が美しい。写真は上からダイサギ、アマサギ、チュウサギ ダイサギとコサギ ダイサギの繁殖羽はとりわけ美しい。背中にベールのような飾り羽、目先の緑…続きを読む
オオルリが縄張りを宣言して高みで朗々と囀り続けている。見上げの観察ポジションがほとんどの夏鳥だが、うまく光があたると、その名の通り、瑠璃色がとても美しい。 アオゲラと遭遇。 キビタキは次回のテーマにしようと下山途中、思い…続きを読む
加陽湿地の周りは菜の花の黄色で彩られて美しい。伊豆巣塔の繁殖ペアJ0296メス21才が餌を探しに来ていた。今期は、今の所、順調に繁殖が進んでいる。野外個体最年長、頑張ってほしい。 河川敷ではあちこちからオオヨシキリのにぎ…続きを読む
冬鳥の代表格ツグミも、見かけることが少なくなってきた。この時期のツグミは、繁殖羽でコントラストが強くなり、注意して耳をつませば囀りも聞こえる。菜の花に囲まれて冬の名残りが過ぎて行く。 兵庫県レッドリストAランクのアオジ。…続きを読む
湾岸沿いの田んぼの畦にムナグロ夏羽1羽を確認。 外海に出ると少し波が高く、サーファー、場でワカメを採る人、砂浜でシーグラスを拾う人などでにぎやか。 岩場に1羽いたこの個体、最初はダイゼンかと思っていた。後で写真を見直せば…続きを読む
但馬野鳥の会の会員の方が、最初の発見者だそうだ。ヨシ原とヤナギ林が混生する円山川堤外に亜成鳥の1羽。クチバシに茶色が残るのと、風切羽に黒が残っている。 これまでの観察ポイントは円山川河口の湿地であったが、今回はそこから4…続きを読む
いつもの渓流沿いに、今年もコマドリが立ち寄ってくれた。鳥の渡りの能力の不思議に思いを巡らす。同じ時期に、同じ場所を通過して行く。星や太陽の位置、地磁気、そして目視による地形の記憶を頼っての正確な長旅。 撮影場所はいつも同…続きを読む
加陽湿地のセイタカシギはなお逗留中。4羽を確認した。 ノビタキの渡りがピークに達しようとしている。秋渡りは、1ヶ月以上に渡ってゆっくりと通過して行くノビタキであるが、春渡りは2週間くらいの短い期間のうちに、ほとんどのノビ…続きを読む
六方川沿いでノビタキを確認した。桜堤が満開を迎えたタイミングで、ノビタキがやってきた。 桜とコウノトリ 加陽湿地では、セイタカシギがなお逗留中。 2022.4.5 D7500+VR300mmF2.8 5+