急傾斜地を横切る林道、ガードレールに車を寄せて谷底を観察していると、「ホーエン・ホーエン」とワンフレーズ鳴いた後、見下ろしのブナの太枝にヤイロチョウが駆け上がってきて一瞬止まった。3カットシャッターを切っただけで飛び去っ…続きを読む
ヤイロチョウ再会

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
急傾斜地を横切る林道、ガードレールに車を寄せて谷底を観察していると、「ホーエン・ホーエン」とワンフレーズ鳴いた後、見下ろしのブナの太枝にヤイロチョウが駆け上がってきて一瞬止まった。3カットシャッターを切っただけで飛び去っ…続きを読む
近畿地方に梅雨入り宣言が出された。雨の朝、前回と同じ場所でブッポウソウのペアと出会った。相変わらず愛想が悪く、すぐに飛んで姿を消した。この山域のどこかで、繁殖してくれていたらよいのだが。 2022.6.14 D7500+…続きを読む
竹やぶと杉林が混交する谷間でサンコウチョウと出会った。ホイホイホイ 梅雨入り前の晴れ間に、今期最初の粘菌を見つけた。ホネホコリ。白いそら豆っぽい形状。落ち葉の裏に着いていた。 倒木の上で見つけたハスジカツオゾウムシ 20…続きを読む
近年、とんと見かけなくなったゴイサギ。もともと夜行性なので、夜更けにギャッと短く鳴くと、それだけで存在が知れたものだった。朝夕には田んぼや川で姿を見かけることも度々で、そのずんぐりとした体つきも愛嬌があった。青灰色を基調…続きを読む
道端のカラムシの葉にラミーカミキリが見られるようになった。ミントグリーンと黒のツートンカラーが爽やかな、カミキリ界でも美形の一種。 里山湿地ではハッチョウトンボ、モートンイトトンボ、モノサシトンボなどが出現。 ゼフィルス…続きを読む
記事として書いたのは4年前のブッポウソウ観察記録。以降、本種との出会いに縁遠くなった。今シーズンも但馬の複数箇所での目撃情報があるが、私自身の観察機会は未だだった。 出会いは突然訪れた。ノーマークのポイント、しかも林道で…続きを読む
幹線林道を走れば、コーナーに仲間の車。聞けば、目の前の立ち枯れでアカゲラが営巣中とのこと。仲間の撮影が終了したあと、路肩に座り込んでレンズを向けた。オスが少し警戒しながら巣穴に向かい、給餌するとすぐに飛び出した。 次にメ…続きを読む
例年より少し遅れて、継続観察を続けている山域にヤイロチョウが入った。朝の囀りは8時頃にピークとなり、少なくとも4羽、おそらく2ペアの鳴き交わしが聞こえた。1羽が近くに寄って来て、頭上を越えて斜面の枝に止まった。トビの接近…続きを読む
早朝から山に向かうが、どうも今シーズンの山は静か過ぎる印象。お目当ての鳥も鳴かない。かろうじてレンズを向けたのはカケスとミソサザイ。 山中のエビネの大きな群落では、花が見頃であった。シカの忌避植物のようである。 海は穏や…続きを読む
連休明けの5月6日から、盆地内の用水ポンプの多くが稼働を始めた。日毎に1枚1枚、田んぼに水が張られて行く。シギ・チドリの渡りも後半戦に入ったが、タイミングよく湛水田のオアシスを利用するものもいる。国府平野のセイタカシギも…続きを読む