早朝から山に向かうが、どうも今シーズンの山は静か過ぎる印象。お目当ての鳥も鳴かない。かろうじてレンズを向けたのはカケスとミソサザイ。 山中のエビネの大きな群落では、花が見頃であった。シカの忌避植物のようである。 海は穏や…続きを読む
5月終わりの山から海へ
兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
早朝から山に向かうが、どうも今シーズンの山は静か過ぎる印象。お目当ての鳥も鳴かない。かろうじてレンズを向けたのはカケスとミソサザイ。 山中のエビネの大きな群落では、花が見頃であった。シカの忌避植物のようである。 海は穏や…続きを読む
廃村に咲き乱れるクリンソウの花園を見てきた。ちょうど見頃のタイミングだった。廃村の家屋は訪ねるたびに崩壊して行くのに、家屋を囲むように咲くクリンソウは、年々、勢力を増しているように思う。 サンコウチョウやアカショウビンの…続きを読む
5月の連休明けに開花する「桜」がある。高原に自生するサクラスミレだ。毎年、このサクラスミレを見て、春の花の季節を締めくくる。 よく似た花を咲かせるアケボノスミレはもう終わろうとしていた。 小さいながら美しく咲いていたのは…続きを読む
今期初めて幹線林道を走ってみる。北向きの日陰には残雪がまだ残る。ところどころ、道路を半分以上塞いでいて、未だにスノータイヤのジムニーでは問題なくクリア。 しかし、大きく法面が崩落したこの場所は、無理すれば谷側をギリギリ通…続きを読む
連休明けの5月6日から、盆地内の用水ポンプの多くが稼働を始めた。日毎に1枚1枚、田んぼに水が張られて行く。シギ・チドリの渡りも後半戦に入ったが、タイミングよく湛水田のオアシスを利用するものもいる。国府平野のセイタカシギも…続きを読む
谷を詰めた広場でUターンして車の中で一息つく。突然、左から右へと、地面に大きな鳥の影が動いた。とっさにカメラを掴んで飛び出ると、相手は沢を越えた向こう側の斜面の枝に止まっていた。久しぶりのクマタカだった。 どうやら、車を…続きを読む
水の入った田んぼに、シラサギが集まる季節になった。この時期のシラサギは、繁殖羽が美しい。写真は上からダイサギ、アマサギ、チュウサギ ダイサギとコサギ ダイサギの繁殖羽はとりわけ美しい。背中にベールのような飾り羽、目先の緑…続きを読む
大屋のミズバショウ公園を訪ねた。今年は4月中旬に気温の高い日が続き、その期間に一気に開花が進んだと、管理人さんのお話を聞いた。もう残り少なくなったミズバショウの花の、名残りを惜しんだ。 帰り道、神社のヤマシャクヤクの様子…続きを読む
オオルリが縄張りを宣言して高みで朗々と囀り続けている。見上げの観察ポジションがほとんどの夏鳥だが、うまく光があたると、その名の通り、瑠璃色がとても美しい。 アオゲラと遭遇。 キビタキは次回のテーマにしようと下山途中、思い…続きを読む
加陽湿地の周りは菜の花の黄色で彩られて美しい。伊豆巣塔の繁殖ペアJ0296メス21才が餌を探しに来ていた。今期は、今の所、順調に繁殖が進んでいる。野外個体最年長、頑張ってほしい。 河川敷ではあちこちからオオヨシキリのにぎ…続きを読む