ヒクイナ

戸島湿地で1年前に仲間内で話題になったヒクイナ。そのときは縁がないままシーズンを終えたが、今季も出会いのチャンスが訪れた。管理棟で待つこと1時間半。私にしては辛抱強く待てたのは、午前中に打ったコロナワクチン接種の副反応で、少し倦怠感に襲われていたこともある。

最初の目撃は、右のヨシ原から左のヨシ原へ、黒い影が一瞬飛んだとき。赤い色も見えなかったが、シルエットと大きさからヒクイナと確信。左のヨシ原の奥から出てくるのを、今回はこのために合流した仲間と一緒に待った。ようやくヨシをくぐって水辺に出てきた。数十メートル早足で歩いた後、またヨシ原の奥へと消えて行った。

ヒクイナの生息分布が北へ進んでいるらしい。昆虫と同じように、これも地球温暖化の影響なのか。ひょっとしたら冬鳥または旅鳥としての立ち寄りだけでなく、この湿地内で繁殖もしているのかも知れない。ヨシ原の忍者クイナの仲間の生態はわからないことだらけだ。

待ち時間にシャッターを切ったタシギ。

2022.2.27 D7500+VR300mmF2.8

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