今冬3度目の、平地で30cm級の積雪となった。雪が上がると、林縁の土の見えているところに鳥が出てくる。もちろん、そこで餌を採るためである。普段はめったに森の中から出てこない夜行性のトラツグミも、このタイミングが観察のチャンス。トラツグミの複雑な斑は、雪景色の落ち葉や地面のパッチ模様の中で、見事なほどの迷彩となって一体化している。体を上下に揺すり、その振動で土の中から虫が出てきたところをパクっと食べる。
シロハラも、普段は見にくい鳥であるが、こういう時は表に出てくる。トラツグミとは違うプレーンな羽根模様であるが、シロハラも見事に地面に同化してしまう。こうしてカムフラージュで身を隠し、タカなどの天敵の目を欺きながらオープンな場所での採餌活動を続ける。残念ながら、鳥見おじさんの目は欺けなかったのであるが。
アオジもちょろちょろと出てきていた。
2022.2.7 D7500+VR300mmF2.8
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