5月連休があけ、六方田んぼでは遅めの田植えが本格化してきた。夏の猛暑の影響を回避するためか、5月の終盤に田植えを遅らせることが日常になってきた。水田を渡りの旅鳥が利用するには遅すぎるが、代掻きのトラクターが動く水田では、…続きを読む
田植え本格化

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
5月連休があけ、六方田んぼでは遅めの田植えが本格化してきた。夏の猛暑の影響を回避するためか、5月の終盤に田植えを遅らせることが日常になってきた。水田を渡りの旅鳥が利用するには遅すぎるが、代掻きのトラクターが動く水田では、…続きを読む
コウノトリは子育ての真っ最中。市内の人工巣搭では、ヒナがすくすくと成長中。ヒナ数は2~3羽がほとんどだが、写真の繁殖ペアは、昨年に引き続き今年も4羽のヒナを育てる子育て上手。縄張り内の餌環境も大きく影響する。また、ベテラ…続きを読む
早朝、地元の谷を詰めてじっと待機していると、車のすぐそばの枝積みの中をコソコソと動くものがいる。ひょっこり出てきたのがヤブサメ。小さな鳥だ。「シシシシ…」と高周波で鳴くとその存在が分かるが、寡黙に姿を現すと何の鳥だか識別…続きを読む
祥雲寺巣塔の新婚ペアは2月15日に初卵を産み、4卵の抱卵を続けている。市内の他の繁殖ペアも3月には一斉に抱卵に入る。そんなコウノトリの繁殖期を目前に、それぞれの縄張り内で準備に入っている。 2024.2.16-23 D7…続きを読む
丹波市のセツブンソウ自生地、民地での公開期間が始まったので観察にでかけた。4月並の陽気の午後、ピーカンの日差しに白い花は撮影が難しいが、あちこちで開花しているセツブンソウにレンズを向けた。毎年のことではあるが、このセツブ…続きを読む
大雪のあと、林縁の雪が解け始めると、餌を求めて林の中から鳥が出てくる。トラツグミとの出会いは、まさにそんなタイミングのときがほとんどである。 1羽のトラツグミが雪の無い法面に出てきた。歩いては止まり、「四股踏み」を繰り返…続きを読む
コウノトリの繁殖ペア、子育てから解放されて秋を過ごしていたが、年が明けていよいよ新しい繁殖の準備に入ってきた。それぞれの巣塔を中心とした縄張り内で夫婦で過ごす時間が増えている。今後の気温や積雪量の影響もあろうが、早いペア…続きを読む
雪の無い、穏やかな辰年が明けた。平地の冬鳥のバリエーションは少ないが、白鳥とコウノトリはいつでも姿を見せてくれる。例年なら、この時期のシラサギはダイサギ(亜種ダイサギ)がほとんどだが、今年はコサギをちょくちょく見かける。…続きを読む
11月に入っても凛とした空気感がなく、生ぬるい日が続いている。朝、近くの畑地で今年生まれの幼鳥と出会った。これまで付けられてきた色付きの足環から、黒一色に個体番号が印字してあるものに変わっているので、すぐに幼鳥とわかった…続きを読む
自宅にほど近い刈田で、朝方、マガンの成鳥1羽を観察した。仲間が前日に確認していた個体で、一夜明けた同じ田んぼにいた。午後からは姿がなくなったので移動したのだろう。この時期はマガンやコハクチョウの渡りの群れが通過して行くが…続きを読む