山の水場で待機していると、頭上の梢からウソの鳴き交わしが近づいてきた。唐突に2羽が降り立ち、水をすくって飲んだあと、すぐに飛び去った。下面に薄い赤が出ているので、亜種アカウソだろう。ウソの羽根色、某化粧品メーカーのマラソ…続きを読む
水場のウソ

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
山の水場で待機していると、頭上の梢からウソの鳴き交わしが近づいてきた。唐突に2羽が降り立ち、水をすくって飲んだあと、すぐに飛び去った。下面に薄い赤が出ているので、亜種アカウソだろう。ウソの羽根色、某化粧品メーカーのマラソ…続きを読む
運転中の車の前を超低空で横切って、民家のテレビアンテナに止まった小型のタカ。ハイタカだった。角度を変えて正面から撮影。やがて飛び立ち、まっすぐ北の山の中に飛び込んで行った。 2023.11.22 D7500+VR300m…続きを読む
2年前、隣町でハイイロガンの越冬個体1羽の観察を続けた。ヒシクイやコハクチョウに混じって遅くまで居残っていたが、いつのまにか姿が消え、昨冬の再飛来はなかった。そして今年の晩秋、円山川河口域にハイイロガン1羽とマガン幼鳥1…続きを読む
2013年11月、5年ぶりの深紅のタイトルでイスカの記事をあげた。それからちょうど10年、同じ11月に同じ場所でイスカの群れを観察した。仲間二人と一緒に、松ぼっくりを夢中でついばむイスカの群れの下に、徒歩にてアプローチ。…続きを読む
雨の六方田んぼにヒシクイ2羽を確認。亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイのようである。飛んで、少し離れた刈田に落ち着いたところで撮影。 翌朝、おなじエリアで5羽のヒシクイを確認。前日の2羽に加え、亜種オオヒシクイ3羽が合流した…続きを読む
ぬるい11月が続いていたが、ここにきてようやく寒気団が北からおりてきた。秋渡りもほぼ終わりで、円山川ヨシ原で続いていた環境省の標識調査も最終段階。河川敷でオオムシクイやオオジュリンの姿を確認。 柿の木にはツグミがよく来る…続きを読む
毎年、2月のセツブンソウで始まる花めぐりは、11月のキッコウハグマの観察で終わりになる。花の無い寂しい山の季節が始まり、興味はもっぱら平地の冬鳥観察に移る。台風の大水の影響で、渓谷のあちらこちらで登山道が崩れており、11…続きを読む
11月に入っても凛とした空気感がなく、生ぬるい日が続いている。朝、近くの畑地で今年生まれの幼鳥と出会った。これまで付けられてきた色付きの足環から、黒一色に個体番号が印字してあるものに変わっているので、すぐに幼鳥とわかった…続きを読む
自宅にほど近い刈田で、朝方、マガンの成鳥1羽を観察した。仲間が前日に確認していた個体で、一夜明けた同じ田んぼにいた。午後からは姿がなくなったので移動したのだろう。この時期はマガンやコハクチョウの渡りの群れが通過して行くが…続きを読む
六方田んぼ百合地で8羽のタゲリの群れを確認した。このチドリが飛来すれば、いよいよ冬の匂いを感じる。今回の群れは通過なのか、その後見かけない。やがて大きな群れが飛ぶ頃には、雪もちらつくようになるのだろう。 2023.10….続きを読む