雪が雨に変わり、春が近づいて来たことをふと思う頃を「雨水」と昔の人は呼んだ。1月の終わりに一度ドカ雪が降ったものの、暖かな冬の日が続いている。温暖化が進み「雨水」の実感もほぼなくなりつつある。 その雨水の日の朝、雨降りの…続きを読む
雨水の頃

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
雪が雨に変わり、春が近づいて来たことをふと思う頃を「雨水」と昔の人は呼んだ。1月の終わりに一度ドカ雪が降ったものの、暖かな冬の日が続いている。温暖化が進み「雨水」の実感もほぼなくなりつつある。 その雨水の日の朝、雨降りの…続きを読む
海辺の自生地でミスミソウが見ごろに開花している。キンポウゲ科で雪割草と呼ばれる早春の花。地域によってはピンクや青い花も咲く。 湾内では夏羽移行中のハジロカイツブリが採餌中。 外海の岩礁ではウミウとヒメウを見かけた。 20…続きを読む
丹波市のセツブンソウ自生地、民地での公開期間が始まったので観察にでかけた。4月並の陽気の午後、ピーカンの日差しに白い花は撮影が難しいが、あちこちで開花しているセツブンソウにレンズを向けた。毎年のことではあるが、このセツブ…続きを読む
大雪のあと、林縁の雪が解け始めると、餌を求めて林の中から鳥が出てくる。トラツグミとの出会いは、まさにそんなタイミングのときがほとんどである。 1羽のトラツグミが雪の無い法面に出てきた。歩いては止まり、「四股踏み」を繰り返…続きを読む
大雪になる前日の様子。河原のヤナギに止まったツグミは、ハチジョウツグミだった。オオカワラヒワの黄色も美しい。 1月24日の夜中から日中にかけて激しい降雪となり、翌日の朝には平地でも積雪は50cmを越えた。1年前もほぼ同じ…続きを読む
穏やかな小春日和の中、年1回のオオワシ観察に鳥取市までプチ遠征。1km離れた観察ポイントには先客2名。朝8時から粘っているというカメラマンもいて、もうお昼になろうという時間なのに、同じ枝から全く動かないと溜息をついておら…続きを読む
出石川のいつもの流域でカワアイサのグループをチェック。メスに付いて同じような毛色の小さいのが動いている。ミコアイサのメス。オスはいないかと注意してみたが視界には入らず。 六方川でも堤防下にカワアイサのペアを見つけた。 猛…続きを読む
コウノトリの繁殖ペア、子育てから解放されて秋を過ごしていたが、年が明けていよいよ新しい繁殖の準備に入ってきた。それぞれの巣塔を中心とした縄張り内で夫婦で過ごす時間が増えている。今後の気温や積雪量の影響もあろうが、早いペア…続きを読む
昨年末からハイイロチュウヒのメスが時々目撃されている。灰色のオスも何度か見られている。年が明けて雪が少し降って、ようやく、遠くを低空で通り過ぎるハイイロチュウヒのメスを見送った。 超低空で、盆地内の広域を巡回しているらし…続きを読む
雪の無い、穏やかな辰年が明けた。平地の冬鳥のバリエーションは少ないが、白鳥とコウノトリはいつでも姿を見せてくれる。例年なら、この時期のシラサギはダイサギ(亜種ダイサギ)がほとんどだが、今年はコサギをちょくちょく見かける。…続きを読む