沿岸の田んぼを巡回すると、首を伸ばして警戒する2羽のマガンと出逢った。警戒心は弱く、近くに車を寄せてもやがて無心に草を食べだした。それでも、片方が食べるときはもう片方が周辺の警戒を続けることを怠らない。食べる役と警戒の役…続きを読む
初雁

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
沿岸の田んぼを巡回すると、首を伸ばして警戒する2羽のマガンと出逢った。警戒心は弱く、近くに車を寄せてもやがて無心に草を食べだした。それでも、片方が食べるときはもう片方が周辺の警戒を続けることを怠らない。食べる役と警戒の役…続きを読む
円山川堤防で野鳥観察中、ツバメの一群の中に白いツバメ1羽が混じっているのを見つけた。何ツバメか、特徴が出ない白化個体なのでよくわからない。飛んでいる他のツバメがイワツバメでもコシアカツバメでもなかったことから、普通のツバ…続きを読む
水田の中にポツンと空いた休耕地。適度に湿ってコウノトリやサギの餌場となっている。旅の途中のタカブシギも立ち寄っていた。 加陽湿地で伊豆巣塔の幼鳥と出逢った。両足対称の青緑の足輪が爽やかで印象的。近くで母親で野外最年長の1…続きを読む
気づけば、田んぼの色が緑から黄緑に変わってきた。連日の猛暑が続いている。8月7日の立秋が過ぎても、とても残暑という気分ではない。 田んぼの路肩では、ツマグロキチョウが集団吸水に集まっていた。車が通り過ぎるたびに、黄色い紙…続きを読む
市内にあるコウノトリの巣塔では、ヒナの巣立ちの季節となっている。親鳥も最後のひと頑張りといったところで、大きな餌を捕まえては巣に運び込んでいる。ヒナが巣立ったあとも、しばらく親鳥のテリトリ内で巣立ちビナの世話を続ける。 …続きを読む
近年、とんと見かけなくなったゴイサギ。もともと夜行性なので、夜更けにギャッと短く鳴くと、それだけで存在が知れたものだった。朝夕には田んぼや川で姿を見かけることも度々で、そのずんぐりとした体つきも愛嬌があった。青灰色を基調…続きを読む
道端のカラムシの葉にラミーカミキリが見られるようになった。ミントグリーンと黒のツートンカラーが爽やかな、カミキリ界でも美形の一種。 里山湿地ではハッチョウトンボ、モートンイトトンボ、モノサシトンボなどが出現。 ゼフィルス…続きを読む
廃村に咲き乱れるクリンソウの花園を見てきた。ちょうど見頃のタイミングだった。廃村の家屋は訪ねるたびに崩壊して行くのに、家屋を囲むように咲くクリンソウは、年々、勢力を増しているように思う。 サンコウチョウやアカショウビンの…続きを読む
加陽湿地の周りは菜の花の黄色で彩られて美しい。伊豆巣塔の繁殖ペアJ0296メス21才が餌を探しに来ていた。今期は、今の所、順調に繁殖が進んでいる。野外個体最年長、頑張ってほしい。 河川敷ではあちこちからオオヨシキリのにぎ…続きを読む
六方川沿いでノビタキを確認した。桜堤が満開を迎えたタイミングで、ノビタキがやってきた。 桜とコウノトリ 加陽湿地では、セイタカシギがなお逗留中。 2022.4.5 D7500+VR300mmF2.8 5+