念願のキバネツノトンボに出会うことが叶った。雨は午後になって上がったが、強い南風が続く。生息地の斜面を風が駆けあがり、草を大きく揺らす。数日前の好天時に仲間が同場所で観察し、後追いで現場にやってきた。 連続的に吹き抜ける…続きを読む
風の谷の蟲

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
念願のキバネツノトンボに出会うことが叶った。雨は午後になって上がったが、強い南風が続く。生息地の斜面を風が駆けあがり、草を大きく揺らす。数日前の好天時に仲間が同場所で観察し、後追いで現場にやってきた。 連続的に吹き抜ける…続きを読む
雨が上がるのを待ちながら、山の水場でしばらく張り込む。水浴びにやってきたのはシジュウカラだけ。ヒヨドリとコガラを見たのと、空からサンショウクイのピリリの声。水辺にはヨツメトビケラが出てきていた。 2024.5.6 D75…続きを読む
林道での野鳥観察のシーズンに入った。メインルートの状況をチェックしがてら、ロングコースの始点からスタートした。GWでも残雪が路上に張り出し通過できない北斜面の下も、今年は問題なく通行できる。通行止のバリケードに出くわした…続きを読む
ひさしぶりの仲間と一緒に、渓流添いの遊歩道沿いを歩いた。いつもどおり、この季節のお目当ての花たちに出会うことができた。ラストシーンに待っていた6本立ちのシュンランには一同感動。遊歩道沿いのポイントはことごとくシカの食害に…続きを読む
ナゴヤサナエ初撮影の1週間後、もうワンチャンスを狙ってポイントに向かった。すぐに飛んで来て、左岸の草に止まったところを300mm望遠で撮影。さて、魚眼レンズに交換してソロリと接近。とりあえず離れた位置から環境を写し込む。…続きを読む
所属する生きもの調査グループでは、定期的に豊岡盆地の希少生物のデータを写真付きで冊子にまとめ発行している。その中で、未だまともな写真が撮れていない種にターゲットを絞って、撮影チャンスを常に狙い続けている。今年は、仲間がヒ…続きを読む
昨秋、既知の自生地外でキュウシュウコゴメグサの開花が確認された。数年前から発生確認が途絶えたままだった、兵庫県レッドリストAランクの希少種である。専門家の熱心な踏査により、但馬での新たな自生地が確認された。1年後の同場所…続きを読む
高原のガガイモがうす紅色のかわいい花をつけた。うまい具合に、ジャストタイミングでガガ様に出会うことができた。雨が少し降って、ようやくキノコ類も顔を出し始めたようだ。竹藪をガサガサと徘徊すれば、待っていたかのようにヤマビル…続きを読む
8月終わりの高原、秋の花にはまだ早いが、ススキ野にナンバンギセルの様子を見るのを目的に歩いてみた。ようやく1ヶ所でナンバンギセルの開花を確認したが、広域にわたってススキ野の草刈りが実施されており、以前のような生息環境は失…続きを読む
晩夏のフィールドで目についた生きものたち。撮影場所も時間も異なるが、今の季節の生きものたちの姿。 2023.8.22, 25 D7500+VR300mmF4.0, 90mmMACRO 2+