コゴメグサ

昨秋、既知の自生地外でキュウシュウコゴメグサの開花が確認された。数年前から発生確認が途絶えたままだった、兵庫県レッドリストAランクの希少種である。専門家の熱心な踏査により、但馬での新たな自生地が確認された。1年後の同場所で、今年も多くの開花株を確認できた。後日、専門家が株数をカウントして、約50株を確認したとのことだった。盗掘をまのがれ、分布が広がって行くことを願う。

コゴメグサはハマウツボ科の一年草で、地域変異の多い種とのこと。但馬に自生する種はキュウシュウコゴメグサに分類されている。白い小さな花は「小米」に由来している。半寄生植物で、但馬ではススキに寄生しているのではないかと言われている。

その他、この日に観察した生き物たち。

アケボノソウは終わりがけ。6弁や4弁の花も見られる
リンドウの蕾も膨らんできた
アキチョウジ
ナギナタコウジュ
ダイモンジソウ
センブリも開花
ウメバチソウはあちこちで
サンコタケが2本隣り合わせで出ていた
高地湿原に生息するルリボシヤンマ
交尾しながら飛翔していたツマグロヒョウモン

2023.9.29 D7500+90mmMACRO, 10mmFE, VR300mmF4.0

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