ナゴヤサナエ

所属する生きもの調査グループでは、定期的に豊岡盆地の希少生物のデータを写真付きで冊子にまとめ発行している。その中で、未だまともな写真が撮れていない種にターゲットを絞って、撮影チャンスを常に狙い続けている。今年は、仲間がヒメハルゼミを撮影したし、今回は待望のナゴヤサナエの砂地止まりの撮影ができた。

初認時は湿った砂地、同日2度目の出会いは、私の目の前の乾燥砂地に飛来着地。300mm望遠での撮影で、生息環境が分からないのが残念。

ナゴヤサナエは兵庫県レッドリストAランク種で、県内では豊岡盆地でしか確認できていない希少種。下の写真は少し前に、ナゴヤサナエ探し中に見つけた類似種のオナガサナエ。しっぽの先が同じように膨らんでいるが、ナゴヤサナエには明瞭な黄色の斑が左右に出る。

オナガサナエ 2023.9.30

撮影時期としては今シーズンは遅すぎた感があり、撮影はワンチャンスの短時間だけだった。生息環境を取り込んだナゴヤサナエの写真を次回は撮ってみようと思う。来シーズンの課題である。

2023.10.16 D7500+VR300mmF4.0

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2 throughts on "ナゴヤサナエ"

    1. 吉岡様

      ナゴヤサナエは、採食のタイミングで山麓を徘徊するようですね。仲間が同じエリアのグランドゴルフ場付近で確認しています。私の観察は産卵のために本流の砂地に来るタイミングでした。来シーズンは環境を取り込んだナゴヤサナエを撮ってみたいです。キイロヤマトンボという希少種も同じエリアにいるらしいですが、ぜひ見つけてください。

      1+

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