tajimamori

20世紀

21世紀に入ったが、梨はやっぱり20世紀に限るのである。鳥取県が生んだ世紀の品種。 その出荷がピークを迎えている。天候が順調だった今シーズンは出来もよい。玉も大粒ぞろいだ。 この時期、梨農家である叔父の手伝いをするのが我…続きを読む

麦とろ

神鍋の風穴庵に妻たじまとお昼を食べに行った。二人とも何年ぶりかのことだ。実はお盆休みの最終日、春来の「てっぺん」蕎麦に行く前にここに寄ったのだが、予約満席で入れなかったのだった。 神鍋山の風穴の横にお店があるから風穴庵。…続きを読む

夜の帳が下りる頃

半月あまり前の話になるが、書くタイミングを逸してしまった。8月15日、お盆の夕暮れのワンシーン。 ツバメの塒入りは、豊岡盆地に夏の終わりを告げる一大ページェント。円山川のヨシ原に何万というツバメが集結し一緒に夜を過ごすの…続きを読む

晩夏

往く夏に 名残る暑さは夕焼けを 吸って燃え立つ葉鶏頭 秋風の心細さはコスモス 何もかも 捨てたい恋があったのに 不安な夢があったのに いつかしら 時のどこかへ置き去り 空色は水色に 茜は紅に やがて来る淋しい季節が恋人な…続きを読む

Messasge in a bottle

BS2をつけたらちょうどこの映画が始まった。何気なしに眺めているうちに、結局最後まで見てしまった。1999年公開のアメリカ映画。主演のケビン・コスナーと、この映画では名脇役のポール・ニューマンは知っていたけど、主演女優の…続きを読む

ツェッペリン

国道を走っていたら空に飛行船が行くのが見えた。そういえばこの週末、コウノトリ但馬空港フェスティバルなるものが開催されているのだった。世界最大の飛行船ツェッペリン号飛来とか書いてあったのがこれだ。 堤防道に入って、市内を旋…続きを読む

お盆休み最終日

大概の休日は一人でフィールドをほっつき歩いているが、ふと空しく感じることがある。その度合いが最近は増えてきたように思うけど、こういうのを「歳をとった」というのだろうか。お盆休みの最終日、昼の食事に妻たじまを誘って二人でド…続きを読む

引き算の人生

8月8日、また一つ歳を重ねた。若い頃は誕生日は足し算だった。めぐり来るたびに重くなっていった年齢感。 今は引き算の人生を下っている。あと何年、そんな風に残された時間を勘定するようになった。 この写真はおそらく昭和30年の…続きを読む

鳥はしばらくお休み

週末ごとに野鳥を追いかけてきたが、ここにきてとうとうネタが尽きた。1年にニ度訪れる不毛の時期に入ったのだ。ひとつが3月で、もうひとつが8月だ。それぞれ、冬鳥と夏鳥の旅支度の月にあたり、フィールドで鳥の姿がグンと減る。夏鳥…続きを読む