Nikon D2X用のリモートケーブルMC-30(定価6,000)である。いわゆる10pinターミナルと呼ばれるカメラ側の制御端子と繋ぐ。
ただし、10pinのうち使われているのは3本だけ。操作部の構造はオーソドックスで、市販スイッチをコイルバネでテンションされたシャフトで半押し→全押しと順次作動させる。シャフトの動きが固く、デリケートなシャッターフィーリングにはほど遠い。この点ではオリンパスの機構が数段スマートである。
ケーブルの配線は3本で、コモン(シロ)、半押し(キ)、全押し(ムラ)。
シロとキを繋ぐと半押し、その状態のままムラを繋ぐと全押しである。
シロとムラだけを繋いでもカメラは反応しないので注意。
[:チョキ:]
改めてリモートケーブルの接続に関しD2Xで検証を加えた。
その結果、ムラ[全押し]とキ[半押し]をタイして、これをシロ[コモン]に繋ぐE-1のやり方でも、ちゃんと自動撮影できることが分かった。
ただし単写モードでは最初の1回しかシャッターが下りない。連写モードで使う限り、この接続で自動撮影が可能。
サンプル写真はE-1純正ストロボを使ってクロップ高速連写で自動撮影したもの。4カットまでシンクロし、5カット目でブラックアウトした。
【新たな知見】 2009/3/27記
上記で私が予測したピンアサインは間違っていることが判明している。(キとシロが逆だった)
結論は、キ:GND シロ:半押し ムラ:全押し
10ピンターミナルの正しいピンアサインは以下の通り。
1(茶):Battery+
2(赤):RxD
3(橙):Release Sense
4(黄):Signal Ground
5(緑):Battery Ground
6(青):TxD
7(紫):Release
8(灰):Vcc(+5V regulated)
9(白):AF on/Standby
10(黒):No connection