キノコ、菌類

粘菌の木

かつては、林道の路肩に大きくそびえ立つトチノキだった。風雪に耐え、10年ほど前になるだろうか、倒れて根元の幹だけが路肩に残った。それが朽ちて中が空洞となり、様々なミクロな生き物たちの暮らし場所になっている。粘菌もその仲間…続きを読む

ムシホコリかな?

いかにも粘菌と呼ぶにふさわしいのを見つけた。遊歩道のスギの切り株の、切り口全面を覆う規模の黄色いやつ。アメーバー状に移動を続ける変形体、変形体が集まって子実体になろうとしているステージ、子実体の大きな山。落ち葉や朽木をめ…続きを読む

キヌガサタケ

雨が続いた後の晴れ間の朝、期待しながら山辺のポイントに向かう。道から少し外れて竹藪に踏み入れば、一ヶ所に5本のキヌガサタケがすでに白いドレスをおろして立っていた。4本のかたまりと、少し離れて1本。その1本のポートレート写…続きを読む

粘菌友の会

粘菌友の会に入会して早くも、憧れのジクホコリに出逢ってしまった。落ち葉をめくって、キラリと輝く宝石を拾い上げマクロで撮影すると、めくるめくファンタジックな世界が目の前に展開する。 ジクホコリと同じ葉に付いていたマルサカズ…続きを読む

今年初の衣笠姫

午前後半、竹藪へのアプローチ中、白いものが遠くに見えた。ひょっとしてと急げば、今朝出たばかりのキヌガサタケが横たわっていた。大きすぎて成長中に直立できず、こけてしまったのだろう。すでにグレバの根元にシデムシが食いついてお…続きを読む

粘菌生活

粘菌に興味を持つ仲間がまわりで増加中。そんな影響もあって、花の無い今の季節のフィールドワークで、粘菌の魅力にハマりつつある。朽木や落ち葉をひっくり返して、粘菌を見つけたときの喜びは、宝探しの面白さに通じる。胞子を顕微鏡下…続きを読む