職場のシラカシに出たチョウチンホコリは、粘菌友の会のI氏により丁寧な標本として保存されていた。その標本を実体顕微鏡で覗いてみた画像を掲載する子実体の子嚢がはじけて、胞子を飛ばした形跡が見てとれる。チョウチンホコリの命名は…続きを読む
チョウチンホコリその後

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
職場のシラカシに出たチョウチンホコリは、粘菌友の会のI氏により丁寧な標本として保存されていた。その標本を実体顕微鏡で覗いてみた画像を掲載する子実体の子嚢がはじけて、胞子を飛ばした形跡が見てとれる。チョウチンホコリの命名は…続きを読む
先日、山のススキ野でオオナンバンギセルを見てきた。市内丘陵地のいつものポイントで、今年はナンバンギセルの大量発生を確認した。真夏の長雨が影響しているのかもしれない。真っ赤なキノコもナンバンギセルの隣に出ていた。 2021…続きを読む
職場のシラカシの幹に目の高さで割れ目があり、そこに虫とかが寄ってこないか、いつも注目しているポイント。そこに橙色のつぶつぶが見えたので、「ひょっとして、これは」と一眼のマクロ撮影で確かめる。やっぱり粘菌の変形体のようだ。…続きを読む
平地は降ってなかったが、神鍋高原まで上がると雨だった。長靴と傘で舗装道を歩きながら、路肩で目についた花にレンズを向ける。水玉がアクセントになって、また趣がある。ガガイモの開花も確認した。今年のガガ様はしっとり濡れていた。…続きを読む
山地のススキ野に、今年もオオナンバンギセルが開花する季節となった。平地のナンバンギセルもそろそろ出る頃だろう。晩夏の山の花をいくつか撮影した。 2021.8.30 D700+90mmMACRO, TG-6 3+
見慣れない花が一株ポツンとあった。調べたところシャクジョウソウ(錫杖草)であることがわかった。菌従属栄養植物(腐生植物)の仲間で、真っ白なギンリョウソウに近い。花が上向きに開いているので雰囲気が違うが、若い開花株はギンリ…続きを読む
林道沿いのサンヨウブシが開花した。花の形からわかるように、トリカブトの仲間。ただし、サンヨウブシは無毒らしい。いつもの場所に、白花の株も開花していた。しかしながら、長雨のせいで開花前に葉が枯れてしまっているものがほとんど…続きを読む
かつては、林道の路肩に大きくそびえ立つトチノキだった。風雪に耐え、10年ほど前になるだろうか、倒れて根元の幹だけが路肩に残った。それが朽ちて中が空洞となり、様々なミクロな生き物たちの暮らし場所になっている。粘菌もその仲間…続きを読む
いかにも粘菌と呼ぶにふさわしいのを見つけた。遊歩道のスギの切り株の、切り口全面を覆う規模の黄色いやつ。アメーバー状に移動を続ける変形体、変形体が集まって子実体になろうとしているステージ、子実体の大きな山。落ち葉や朽木をめ…続きを読む
雨が続いた後の晴れ間の朝、期待しながら山辺のポイントに向かう。道から少し外れて竹藪に踏み入れば、一ヶ所に5本のキヌガサタケがすでに白いドレスをおろして立っていた。4本のかたまりと、少し離れて1本。その1本のポートレート写…続きを読む