人それぞれに「冬の使者」がある。私にとってタゲリがそうだ。越冬のために秋の深まりとともにやってくるチドリ。但馬野鳥の会のマスコットにもなっているとおり、六方田んぼの冬景色に似つかわしい冬鳥。越冬の第一陣が六方田んぼに飛来…続きを読む
タゲリとハイチュウ

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
人それぞれに「冬の使者」がある。私にとってタゲリがそうだ。越冬のために秋の深まりとともにやってくるチドリ。但馬野鳥の会のマスコットにもなっているとおり、六方田んぼの冬景色に似つかわしい冬鳥。越冬の第一陣が六方田んぼに飛来…続きを読む
旅のノゴマが円山川のヨシ原に入った。辛抱強く待っていると、ヨシの陰からオスの赤い喉がチラっと見えた。運良く立木の枝に飛び上がったところでシャッターを切ることができた。オスの喉の赤は鮮烈な印象を与えるが、この赤が見えなけれ…続きを読む
仲間はすでにチェックしてる今季の初雁(はつかり)、自宅近くの刈田でようやく1羽のはぐれマガンを確認することができた。この時期のマガンは西の越冬地へ向かう渡りのグループで、当地で越冬するグループは12月になって飛来定着する…続きを読む
アトリの小群を刈田で見かけるようになった。まったく飛来しない年もあるが、ここ数年は毎年大きな群れの越冬飛来が続いている。 日ごとにアトリの群れは増大し、小群は次第に統合されてどんどん大きく膨れ上がっている。今では万羽アト…続きを読む
円山川堤外ヨシ原に、秋渡りの旅鳥が入る季節になった。ノゴマが入っていないか調査に出た朝、目の前をツグミっぽい鳥が横切って飛んだ。一瞬ではあったが、どうもツグミではなさそうに思い、しばらく待ってみた。運良く、視界内の木にひ…続きを読む
朝の巡回コースでエゾビタキと出会った。蝦夷の名があるが日本では繁殖しておらず、さらに北のサハリン、ロシア東岸で繁殖する。日本では、この時期に南に渡る旅の途中のエゾビタキを観察するだけである。全身グレーの地味で小さな鳥だが…続きを読む
ノビタキの秋渡りがピークに達してきた。田んぼのあちらこちらで、ノビタキの小さな群れを見かける。なかなか近寄っては撮らせてくれないが、少し距離をおいて車内から観察するのが、この時期の野遊びの楽しみのひとつ。 2024.10…続きを読む
河川や湿地でカモの数が増えてきた。北の繁殖地から越冬のために日本にやってくる。この時期のカモ、オスは地味な非繁殖羽から繁殖羽への移行期にあたり、メスに似た外観をしている。日本で越冬している間に、オスは美しい繁殖羽へと換羽…続きを読む
厳しい残暑もようやくおさまると、南に向かう渡り鳥たちの姿を見るようになる。ムナグロの4羽の群れ、ノビタキ、ノスリを確認した。ノスリはこれから次々とやってきて、冬の居場所を見つけて行く。 2024.9.23-29 D750…続きを読む
名残る暑さの海。往く夏を惜しむ人の影。波の打ち寄せる浜にはシロチドリとメダイチドリ。海辺の田んぼには渡りのノビタキが目立ちだした。 2024.9.16 D7500+VR300mmF4.0 3+