盆地内の小さな湛水田周辺にコハクチョウ4羽とマガン4羽の群れがいた。コハクチョウは幼鳥1羽を含むファミリーと思われ、マガンは4羽とも成鳥であった。いずれも、西の越冬地へ向かう途中の旅鳥と思われた。
川ではダイサギ、カワウ、カワアイサがひと所に集まって川漁を続けていた。くわえた獲物は落ち鮎ではなく、もっと小さな川魚だったが、集団で動いているところを鳥に囲まれたのだろう。
二番穂の田んぼにはJ0782、島根県雲南市からの幼鳥が採餌中だった。豊岡盆地は、西の繁殖地、東の繁殖地からのコウノトリの移動の中継地になっている。島根生まれの個体も来れば、福井生まれの個体もやってくる。J0782、次はどこに飛んで行くのだろう。若者の旅はまだまだ続く。
2024.11.14-15 D7500+VR300mmF4.0
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