TAJIMANIA Sanctuaryでアライグマの話題を初めて取り上げたのが2010年のことだった。生活道路での轢死体だったが、この頃から当地におけるアライグマの目撃数が増えて行った。それから14年後、出石川河岸で生きたアライグマを目撃し、写真に撮るに至った。
アライグマは特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100にもリストされている。夜間に行動することが多く、日中のアライグマを目撃したのは今回が初めて。オオタカがカワアイサを捕食するシーンを観察し終わったとき、少し上流の河原にアライグマがヒョコヒョコと出てきたのである。
護岸の石積みの間を上流に向かって順番に覗き込んで、獲物を探していた。ザリガニや魚のほか、雑食性で何でも食べてしまう。農作物への影響が特に問題となっている。
ペットとして飼われていたものが野生化して生息数を増やした外来種であるが、人気アニメの可愛らしいラスカルが、このような問題を引き起こすことになろうとは、1970年代の日本人には想像もできなかったことだろう。
2024.11.22 D7500+VR300mmF4.0
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