高標高を走る林道は地上のうだる暑さにくらべ、随分と過ごしやすく気持ちよい。沢の空気にあたると、とりわけ涼感が増す。ミズギボウシが花盛り。 沢沿いにキツリフネソウが1株、美しい花を咲かせていた。昨年も同じ林道沿いで観察した…続きを読む
7月 2023
最後のイッシキキモン
いつものポイントでは、イッシキキモンカミキリの姿が確認できなくなった。もう一箇所のポイントの様子を見に行ってみる。車を停めてからしばらく歩くが、朝とは言え、吹き出す汗が目に入ってしみる。こちらのポイントは久しぶりのチェッ…続きを読む
キヌガサタケ3本立ち
キヌガサタケ観察2回め。今回もタイミングよく、3本がスカートを下ろそうというタイミングで出会えた。3本のうち1本は柄の真ん中が食い破られ、1本は傘の先端が食い破られており、新鮮なのは1本のみ。それでも、3本揃ってスカート…続きを読む
梅雨明け前の山
梅雨は明けそうで明けない。雨のやみまに山の様子を見に行く。お目当てのギンバイソウは、急傾斜の斜面の蕾を膨らませていた。 別の山域のツチアケビは、いよいよ結実の時期となった。たくさんのソーセージがぶら下がっていた。 202…続きを読む
衣笠姫を抱き起こす
まとまった雨が上がった朝、ポイントの竹藪に入った。予想どおり、キヌガサタケ1本がこれからスカートを下ろそうととしているところに出会った。あと1時間早く来ていれば、玉から子実体が伸び始めるとろころから記録できたのに、今回は…続きを読む
白いツバメ
昨年9月、南下のツバメの渡りグループの中に、ツバメの白変種を見つけて記事を書いた。今回も同じ白変種であるが、まだ渡りの季節には早い。強い雨の降る日のお昼ごろのこと、橋の前後を水面ギリギリに行き来するツバメの群れの中に白い…続きを読む
久しぶりの鳥
山の鳥は繁殖に入り、托卵繁殖のカッコウ類の鳴き声と、第二クラッチに入ったキビタキ、オオルリ、クロツグミのさえずりが時々聞こえる。姿を見かけることもほとんどなくなって、この時期のフィールドワークはもっぱら植物、キノコ・粘菌…続きを読む
トキソウのち粘菌のち一色黄紋
高所湿原にトキソウを訪ねた。一箇所で10株ほどが開花しており、全開した株は美しい。地元の里山湿地では、今シーズンのトキソウは確認できなかった。 湿原から高原へ移動。散策道を歩きながら、主に粘菌探しに注力した。生木の落ちた…続きを読む
イッシキキモン2
イッシキキモンカミキリのポイント、今回は3匹の個体をカウントした。しかし、いずれの撮影も望遠レンズで高い枝先を狙ったもので、目の前でマクロ撮影というタイミングには遭遇できていない。飛び立ちもの1シーンを、かろうじて記録で…続きを読む
夏の浜辺の植物
海水浴前の箱石海岸で、この時期の海浜植物を少し見てきた。ユウスゲは咲きはじめており、夕暮れ時には開花する株もあるだろうが、多くはまだ蕾を膨らませた段階。これからが本格的なユウスゲの季節。 但馬海岸では珍しいキク科のカセン…続きを読む