「野鳥」7月号


日本野鳥の会の会誌「野鳥」。2005年7月号の特集にぜひ注目していただきたい。巻頭から25ページぶち抜きの大特集は「コウノトリが運んできた 豊岡の未来」である。
本年9月24日にいよいよ試験放鳥される飼育コウノトリの野生復帰に向けて、過去から現在に到る人々の努力の足跡、これから始まろうとする共生への模索、そんなことが盛りだくさんに書かれている。
この特集をプロデュースしたのはコウノトリの郷公園の池田研究部長だ。研究部長というアカデミックな立場にいながら、常に受け入れる市民側の気持ちでプロジェクトの進行をバックアップしてくれる。池田部長の存在は実に大きい。私たち市民グループはコウノトリそのものへの興味ではなく、言い方は悪いが「コウノトリをダシにして」、私たちを取り巻く自然環境の改善を目指している。
失ったものと引き換えに、人々は便利で快適な生活を得た。そのことをチャラにして、過去へ回帰しようというつもりはさらさらない。今の人々の生き方の範囲内で、人以外の生き物側にも配慮した妥協点は無いのか、そのあたりのことを模索しつづけて行こうとしている。
「野鳥」7月号は、そんなことを改めて考えさせてくれる内容だ。私たちがこの町でやろうとしていることの一端を、多くの人たちに知ってもらえたらと思う。「野鳥」誌は書店販売されていない。野鳥の会のHPから「お試し入会」を申し込むと「野鳥」誌の最新号が無料でもらえるらしいし、バックナンバーは有料で買えるようになっている。ぜひ興味を持って手にとってみてほしい。
ちなみに、野鳥を追いかけている私ですが、実は野鳥の会の会員ではございません。(^^;

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2 throughts on "「野鳥」7月号"

  1. 「野鳥」7月号おもしろそうですね。ぜひ入手して読んでみたいと思います。本館も池田部長には小型サンショウウオの保護で大変お世話になっています。情報ありがとうございました。

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  2. 市民研提供の写真も何枚か使われています。
    国分寺館、近々お邪魔しようと思っております。

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