今期最後のコウノトリ巣立

西但馬の新温泉町の海沿いに立つ人工巣塔で、J0490♂3歳(福田巣塔)、J0386♀4歳(戸島巣塔)の若いペアが初めて繁殖に成功した。若いペアの繁殖は時期が遅くなる傾向があるそうで、9月5日に1羽目が、9月7日に2羽目が巣立った。多くのコウノトリ繁殖が6月から7月に終了するが、ここのペアは2ヶ月遅れとなった。今期は50数ペアが全国で繁殖したが、このペアが全国で最後となった。

巣立った幼鳥は、繁殖巣塔周辺の稲田や河川で2羽が一緒に採食行動を続けている。3時間に1回ほどのインターバルで、親鳥が幼鳥に餌を補給している。採餌の様子を観察していると、餌生物はザリガニが多く、ハサミを落として食べることも学習している。幼鳥は次第に自立し、1ヶ月ほどで親の縄張りから遠くへ旅立って行く。

巣塔近くの電柱のフレームにノスリが止まった。今シーズン初観察。

2025.9.12 D7500+VR300mmF4.0

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