11月 12, 2008

25年の約束の森へ(2)

明け方の激しい雨音で目が覚めた。板屋根の宿は、雨の音がまるで音楽のように部屋中に広がった。雨の憂鬱さではなく、その音は子守唄のように心地よかった。屋久島は雨の島だ。雨が命を育てている。その雨粒のリズムが体に染み込む。 布…続きを読む