夕暮れの太陽が里山の稜線に掛かる頃、ふと、目の前の田んぼが金糸で紡いだベールを掛けたたように輝いた。立ち位置から少ししゃがんで見てみると、黄金色はすっと消えて黒々とした土が陰を濃くするだけだ。 立った目線と、西日の入射角…続きを読む
兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
夕暮れの太陽が里山の稜線に掛かる頃、ふと、目の前の田んぼが金糸で紡いだベールを掛けたたように輝いた。立ち位置から少ししゃがんで見てみると、黄金色はすっと消えて黒々とした土が陰を濃くするだけだ。 立った目線と、西日の入射角…続きを読む