サンヨウブシの咲く林道を走った。シカ食害の最も激しい山域であるが、忌避植物のサンヨウブシはかろうじて残されている。一箇所で白い花を咲かせるのがあり、毎年、ここで白いサンヨウブシを確認するのが慣例となっている。近くには、紫…続きを読む
サンヨウブシ

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
サンヨウブシの咲く林道を走った。シカ食害の最も激しい山域であるが、忌避植物のサンヨウブシはかろうじて残されている。一箇所で白い花を咲かせるのがあり、毎年、ここで白いサンヨウブシを確認するのが慣例となっている。近くには、紫…続きを読む
山はツリフネソウの季節である。群生地は美しい。 赤紫色のツリフネソウの花に混じって、薄いピンクの花が混じっている。私はこのピンクのツリフネソウを、今回初めて観察した。 赤紫色の花と薄ピンクの花は同じツリフネソウで、品種レ…続きを読む
昨年観察した同じ竹藪に入って捜索。前日の雨が上がった午後、キノコの発生には好条件。「予感」どおり、竹藪の中にソライロタケを見つけた。全部で10株ほどはあっただろう。発生直後の新鮮なソライロタケは美しかった。LED照明で演…続きを読む
鉢高原に秋の花の様子を伺いに立ち寄った。気温はまだ高いものの、高原の秋は確実に近づいており、秋の花が開花の準備に入っている。 2022.8.23 D7500+90mmMACRO 4+
里山湿地のサギソウを今年も見てきた。10株ほどの開花を確認したが、植生保護柵で囲われた湿地は、動物たちによる自然撹乱を受けずに、草ぼうぼうの状況。サギソウの食害は免れても、湿地の保全という観点からは今後改善が求められよう…続きを読む
鉢伏山30分コースを登る。暑い、きつい。で、ヘロヘロになりながら最後の登り。登山路の脇に、目的のオオナンバンギセル2株を見つけた。開花前の株であったが、8月のこの時期に早くも確認できたことに満足。最後の登りからピークのト…続きを読む
今年もフウランの咲く季節になった。昨年の記録では7月18日に同場所で撮影をしている。古いタブノキに着生する美しいランである。 2021.7.16 D7500+VR300mmF4.0 2+
昨年、ビギナーズラックでいきなりジクホコリに出会い、一瞬にして粘菌友の会に入信したのであったが、今年も同じ場所で、ジクホコリに再会することができた。昨年のジクホコリはタイミングよく子実体の美しい状態での観察であったが、今…続きを読む
憧れの昆虫を見たいと思い、汗だくになりながら斜面を上がった。風が強く、発生時期もほぼ終わりがけだったので、目的の虫と出会うことは叶わなかった。 いつもの場所に、ウメガサソウとイチヤクソウの開花を確認した。どちらもツツジ科…続きを読む
ブナ林では夏鳥の囀りがフェードアウトし、代わってエゾハルゼミの合唱が波のように押しては引く季節となった。6月21日が2022年の夏至。明日から昼の時間が日ごとに短くなって行く。 高所湿原のトキソウにはまだ少し早かった。2…続きを読む