記事として書いたのは4年前のブッポウソウ観察記録。以降、本種との出会いに縁遠くなった。今シーズンも但馬の複数箇所での目撃情報があるが、私自身の観察機会は未だだった。 出会いは突然訪れた。ノーマークのポイント、しかも林道で…続きを読む
野鳥
アカゲラの子育て
幹線林道を走れば、コーナーに仲間の車。聞けば、目の前の立ち枯れでアカゲラが営巣中とのこと。仲間の撮影が終了したあと、路肩に座り込んでレンズを向けた。オスが少し警戒しながら巣穴に向かい、給餌するとすぐに飛び出した。 次にメ…続きを読む
ヤイロチョウ
例年より少し遅れて、継続観察を続けている山域にヤイロチョウが入った。朝の囀りは8時頃にピークとなり、少なくとも4羽、おそらく2ペアの鳴き交わしが聞こえた。1羽が近くに寄って来て、頭上を越えて斜面の枝に止まった。トビの接近…続きを読む
5月終わりの山から海へ
早朝から山に向かうが、どうも今シーズンの山は静か過ぎる印象。お目当ての鳥も鳴かない。かろうじてレンズを向けたのはカケスとミソサザイ。 山中のエビネの大きな群落では、花が見頃であった。シカの忌避植物のようである。 海は穏や…続きを読む
シギチの渡り続く
連休明けの5月6日から、盆地内の用水ポンプの多くが稼働を始めた。日毎に1枚1枚、田んぼに水が張られて行く。シギ・チドリの渡りも後半戦に入ったが、タイミングよく湛水田のオアシスを利用するものもいる。国府平野のセイタカシギも…続きを読む
クマタカに遭う
谷を詰めた広場でUターンして車の中で一息つく。突然、左から右へと、地面に大きな鳥の影が動いた。とっさにカメラを掴んで飛び出ると、相手は沢を越えた向こう側の斜面の枝に止まっていた。久しぶりのクマタカだった。 どうやら、車を…続きを読む
白鷺の季節
水の入った田んぼに、シラサギが集まる季節になった。この時期のシラサギは、繁殖羽が美しい。写真は上からダイサギ、アマサギ、チュウサギ ダイサギとコサギ ダイサギの繁殖羽はとりわけ美しい。背中にベールのような飾り羽、目先の緑…続きを読む
オオルリ
オオルリが縄張りを宣言して高みで朗々と囀り続けている。見上げの観察ポジションがほとんどの夏鳥だが、うまく光があたると、その名の通り、瑠璃色がとても美しい。 アオゲラと遭遇。 キビタキは次回のテーマにしようと下山途中、思い…続きを読む
河原にぎやかに
加陽湿地の周りは菜の花の黄色で彩られて美しい。伊豆巣塔の繁殖ペアJ0296メス21才が餌を探しに来ていた。今期は、今の所、順調に繁殖が進んでいる。野外個体最年長、頑張ってほしい。 河川敷ではあちこちからオオヨシキリのにぎ…続きを読む
名残りの冬鳥
冬鳥の代表格ツグミも、見かけることが少なくなってきた。この時期のツグミは、繁殖羽でコントラストが強くなり、注意して耳をつませば囀りも聞こえる。菜の花に囲まれて冬の名残りが過ぎて行く。 兵庫県レッドリストAランクのアオジ。…続きを読む