毎年、地上のうだる暑さから逃れるために、真夏の高原植物園を訪ねてきた。今年の夏は弱々しく過ぎてしまったので、そんな気が起こらなかった。
鳥見も中途半端な時期、ドライブがてら瀞川に向かった。入園したのは3時。この時間からでも十分に楽しめる。
和知の大カツラはいつもの撮影ポイント。今回はSIGMA DC10mmF2.8Fisheyeで撮ってみる。この魚眼も欲しかったレンズの一つで、念願叶い手に入れることができた。
F2.8という明るさが、森の中でも活躍する。これまでのレンズでは、根幹から樹冠までを収めることが出来なかったが、魚眼ではこの通りである。カツラの千年水を手前に配して、お気に入りの一枚になった。
最短撮影距離13.5cmは、レンズの先端に当るくらいまで寄れる。背景を入れたマクロ撮影が可能で、これまでSIGMA10-20mmや17-70mmMacroでやってきた撮影スタイルに、新たな表現手段が加わることになる。ツリフネソウ。
小川沿いのフシグロセンノウ。遊歩道の様子がよくわかるが、周辺は極端にデフォルメされるので、その面白さと不自然さは表裏の関係にある。
あんまり面白くないが、試写用にいろいろ撮ったので載せておく。これはサラシナショウマ。
これは我が家の庭にも咲いている。
蛍光ブルーに目をひかれた。キツネノカミソリ系の花なのかな。
ワレモコウ。我が家の庭でも咲き出した。美しいと花というわけではないのに、全体としてなにか心惹かれる存在感がある。
このレンズ、油断するとホールドした指とか、自分の足だとかが画角に写り込んでしまう。右下は私の指。
ガマズミも赤い実をつけている。
中央広場にはハンモックが吊るしてあった。身を横たえてみると、これが実に気持ちよい。次回は、弁当持ちでゆっくり一日ここで過ごしてみたいと思った。
2009/9/6 D90+SIGMA10mmF2.8
9月の但馬高原植物園
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>キツネノカミソ\リ系の花
ヒガンバナ科のリコリスの一品種、のようです。調べるとたくさんの品種がありました。