鮎寿し


これは叔父の作った鮎寿し。この秋、久しぶりにご馳走になった。矢田川の鮎である。
叔父の鮎寿しはロットのばらつきが激しい。(笑) よく作っていた頃は、毎年味が違ったものだ。発酵時の気温や湿度、米や塩具合のさじ加減で、味が変化するのも味わいのひとつだ。今年はうまくできた、今回は酸っぱかった、今度のは塩っぱかった。その年々の鮎寿しは、それぞれに個性的な美味しさなのだ。
このときの鮎寿しは、我が家で行ったホームパーティでゲストに振舞った。私はこの写真の撮影時に一切れつまみ食いしただけで、あとはゲストの皆さんに好評のうちに売り切れてしまった。

そして、この鮎寿しはドライブイン山里のご主人の初作品。初めてにしてはうまくできたと自己評価されるほど、本当に美味しい鮎寿しであった。叔父の鮎寿しは、家庭料理そのものといった風合いで、かなり、というか、とっても臭い。それがまた癖になる美味しさをかもし出すのだ。
料理人の作った鮎寿しは、やっぱり芸術的な仕上がりだ。鮎の下処理も念が入っているし、臭いがとっても上品である。味はといえば、少し酸味は押さえた感じであったが、しっかりとまったり感が身に染み渡っている。
今回のは試作品とのことだ。来年も竹野川の鮎で挑戦するとのことなので、1年間、楽しみにして待つことにしよう。なお、ご主人の趣味の世界の料理ゆえ、お店のメニューには出ることはないのが残念ではある。常に新しい味に挑戦されているご主人だからこそ、ドライブイン山里のメニューはいつでも美味しいのである。
いや、それにしても鮎寿しは、「こわい」美味しさだよなあ。

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5 throughts on "鮎寿し"

  1. 私田舎が九十\九里なのに(だから?)こういう発酵系の押し寿司は食べた事ありません。今度帰ったら味見してみたいです。
    しかし、lightboxかっこいいですね〜。

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  2. 2月20日まで、鮎寿し1匹とっておいて、と山里のご主人にお願いしておいて、ね。

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  3. ホームパーティで出したときには、この「こわい」味は拒否反応がでると思ってました。どうせ残るから、あとで自分でゆっくり食べようと思ってたんですが、あっという間に無くなってしまいました。
    ばんどりさま、
    さて、私の頂いたのも樽の底の方のものだったようですから、ご期待に添えますかどうか? 山里のご主人はここも見ておられると思いますが、メールでお願いしてみておきます。
    ずんさん、
    lightboxというか、このblogに導入したのはhighslideというスクリプトですが、いっぺんに今風の雰囲気に変わってお洒落になりました。BlognPlusはこのように自前でカスタマイズできるのが楽しいですね。動作も安定していますし。

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  4. あ、そうでしたね、、、失礼しました。
    ちなみに、Mac OS 3.9ですが、SafariでもFirefoxでもきれいに見えています。

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