9月初めに夜間観察した場所、一ヶ月後の様子を見に行った。たくさんいたクモも見かけるのは幼体ばかりとなり、葉陰には卵のうが残されている。夏の虫が姿を消すと、クモも一緒に季節を閉じてゆく。
このトリノフンダマシは3つの卵のうを守っていた。スレーブストロボを焚いて、背景も写し込む。
トリノフンダマシのすぐ横、高い枝先で粗末な網を張っていたのはムツトゲイセキグモ。
こいつは5つの卵のうを守っていた。
最後にようやくオオトリノフンダマシの登場。
昼間の汗ばむ陽気とはうって変わり、息が少し白くなるほど夜露で湿気た谷筋の道。狭くあいた夜空には降るような星が散らばっていた。夜遊びの季節もそろそろおしまいとしよう。
撮影:2007/10/6 D2X+SP90
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