真っ白なカモ

池に真っ白なカモがいて、ひょっとしたらハクガンかもしれないとの情報が市役所に寄せられたそうで、現場に行って確認してきた。すぐにターゲットは見つかったが、ハクガンではないことは明らかであった。カモの白変種であることは間違いないようだったが、さて、では何ガモなのか?

オカヨシガモがいて、白いカモもその中に混じって行動中。この写真はオカヨシガモのオス。

オオバンとも行動をともにしていたが、バンの仲間でないことは明白。

近くに寄ってきたので図鑑写真を撮る。くちばしが黒いという点が識別ポイントの唯一であり、あとは全身真っ白。

羽ばたいても、模様や翼鏡の特徴はまったく出ていない。

大きさ、くちばしの特徴、顔の表情などを考え合わせて、この個体はオカヨシガモの白変種と考えることにしたが、識者の皆様のご意見を頂戴したいところである。

たまたま、市役所に連絡したという観察者Sさんと現場でお会いできた。どうやら、この場所に1週間ほど前から居着いているらしいとの情報も頂いた。地元に居住の方なので、引き続きの観察を期待したい。

2020.11.30 D7500+VR300mmF2.8

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3 throughts on "真っ白なカモ"

  1. オオバンやカルガモの中に、一際純白の水鳥を見た瞬間は眼を疑いました。コハクチョウやハクガン又はアヒルでないのは明白で、鴨類だと確信しました。専門家の方に観察をお願いすべく、市役所の方へ相談させて頂きました。潜水採餌鴨ではなく盛んにお尻を上にして、水中の餌を探したり、潜水鴨オオバンが採取した水草を横取りしょうとする光景は涙ぐましいものがありました。12月始めには姿が見えなくなりましたが、再来を期待して、観察をしたいとおもいます。早速のご観察とブログでの発表、誠にありがとうございます。

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  2. 鈴木様、コメントをありがとうございます。

    このたびは貴重な情報を市役所にお寄せ頂き、ありがとうございました。おかげで、カモの白変種を観察できました。おそらく同じ個体と思われる真っ白なカモの目撃情報がありました。その場所に向かう前に、円山川支流の出石川下流域で観察されています。越冬グループが西に向かって動きながら中継地で一休みし、白変種は目立つので人の目に留まるのでしょう。天敵の目にも留まりやすく、やられてりまう可能性も高いようです。

    引き続き、観察をお続け下さい。

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    1. 了解しました。今日、最初に発見した図書館の方と取り次いで頂いた市役所の方にお礼を申しました。

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