神鍋の風穴庵に妻たじまとお昼を食べに行った。二人とも何年ぶりかのことだ。実はお盆休みの最終日、春来の「てっぺん」蕎麦に行く前にここに寄ったのだが、予約満席で入れなかったのだった。
神鍋山の風穴の横にお店があるから風穴庵。単純明快。国道から「麦とろ」の幟が見える。メニューは麦とろの定食と蕎麦のみ。麦とろは千円、2千円、3千円のコースがあるが、まあ千円コースでお腹は十分膨れる。3千円コースにはニジマス料理が付く。写真は千円コースの全品。
麦飯にすった山芋をぶっ掛けて食べる。焼き茄子と漬物と味噌汁がおかず。実にヘルシーというか、ベジタリアンフードというか、動物性蛋白無しのランチメニューである。積雪期には営業していないが、この麦とろというご馳走は、夏の終わりの今時に一番ふさわしい食べ物だねと、妻たじまと納得しあった。夏の解毒食といった趣である。
お茶碗2杯の麦とろ飯ですっかりお腹がいっぱいになった。台風の影響で強まった午後の雨を店の窓から眺める。蕎麦茶をゆっくり頂きながら、別腹で仕上げの栃餅を平らげた。この栃餅がまた美味しい。親友のKOH氏が経営する木製ハンガー会社が、風穴庵の栃餅用のトチの実をアク抜きする灰を提供している。美味しさの秘訣は、そんなところにもあるのかも知れない。
満腹のお腹をさすりながら山を下った。途中ですれ違った車は鳥仲間のMr.Y氏だ。別荘地にキノコでも撮りに上がったんだろうと妻たじまと話した。夜、そのMr.Y氏より尺岩魚のお土産が届いた。雨の中、渓流に入っていたのだ。ご馳走さまです。
麦とろ
0
たじまもりさん、
風穴庵に行ったのですね。こちらも「しばらく行ってないね」なんて話題にしていたところでした。
風穴庵の「栃餅」は本当に美味しいですね。そしてあれだけのヘルシーなお料理にお替りできる麦飯。それであの価格。絶対お薦めですよね。
行きたくなりました。
晩夏のランチメニューにぴったしでした。お店は賑わっていました。ファミリーもいたけど、子供向きのメニューではないですね。枯れた大人の食事ってとこ。おなかの中がスッキリした感じ。
香住区下岡の食堂「ふるさと」の栃餅も絶品ですが、この夏からお店は閉じたまま。「山里」の栃餅も美味しい。もちろん、中田工芸の灰を使った風穴庵の餅は最高。
「風穴庵」 絶品!麦とろと栃餅
豊岡市日高町神鍋の「風穴庵」に行った。私にとってなんだかんだと忙しかった今年。