てっせん寺


出石町の本覚寺は「てっせん寺」として有名だ。住職は私たちの高校時代の恩師。リタイアされてからはお寺を守りながらてっせん・クレマチスの世話をされている。

毎年花の季節になると案内のハガキを頂く。ここ数年はご無沙汰してしまったが、久しぶりに妻たじまとお寺を訪ねた。本堂でお茶を頂きながら、てっせん曼荼羅の天井に自分たちの花を探す。その後は住職に案内されて庭を巡る。

個性豊かなてっせん・クレマチスが花を開いている。世界で四百五十種を超えるという。この花たちのように、住職の教職時代には様々な個性の生徒たちが育てられ、そして成長していったことを改めて思う。住職の頭髪の白さに、時の流れを感じつつ。

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です