我が家の味噌はもう何年も米地みそである。この4月に合併して香美町と名前が変わったが、旧香住町米地(めじ)地区の特産品。歴史は新しく、いわゆる「村興し」事業での成功例だ。この味噌のことをもっと知りたければ、ネット検索で「米地みそ」とやってみればよい。ヒットした中のひとつが曹操閣下の食卓の日記
化学調味料に毒された現代人の舌には物足りない味かも知れない。しかし、これが本物の味噌なのである。正しく大豆から作られていることが実感される。混じりっけ無しの自然食品。村の主婦たちがこの工場で細々と生産を続けている。
1月の雪の日にこの工場まで味噌を買いに来た。リーダーと思しき女性が応対してくれ、わざわざこんな雪の多い日に買いに来てくれてと恐縮された。「もうここの味噌しか食べられなくて」と私が言うと、「天然のものだけで作ってますから。そう言って食べて頂けるのが一番嬉しいんですよ」と微笑んだ。
いつ来ても工場の中はとても綺麗で衛生的である。開けっぴろげの簡素な工場は、その製造過程を客がじかに自分の目で確認できる。何もやましいことはない。これがすべて。米地みそ作りの女性たちの自信に満ちた表情はいつも明るい。
問い合わせ先: 米地みそ工場 兵庫県美方郡香美町香住区米地390 電話0796-38-0284
米地みそ
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いいねえ。
私はファンですよ。
ただ、手作りは品質管理が命ですから、舌の肥えた上客を大切にして、いつまでも伝統を守ってくださいね。
環境保全なんて学究的な言葉は空々しい。地産地消のサイクルの中で、そのことは意識できるんじゃないかなあ。そう思いながら森・川・海の恵みに感謝する日々です。
曹操閣下さん、訪問ありがとうございました。