ハギマシコの飛び方


この冬はハギマシコの当り年だったようだ。私もはじめてこの鳥を観察することができた。2月11日に16羽の群を初認したが、いくつかの群が散らばっていたのか、それとも渡りの時期でたまたま集まってきたのか(多分後者だろう)、ときには100羽近い大きな群のハギマシコが観察されるようになった。
ハギマシコの群の行動はカワラヒワと共通点がある。体つきもカワラヒワとほぼ同じ。カワラヒワが飛ぶと黄色が目だつのに対し、ハギマシコはそれが無い。肉眼では飛んでも渋い色のままだ。アップで見て初めて、名前の由来となったローズピンクが分かる程度の奥ゆかしさだ。
飛び方もカワラヒワと良く似るが、さらに空中でのホッピングが大きいように感じる。パタパタパタと数回羽ばたいた後は、翼をたたんで空中を放物線を描きながら進むという飛び方。上の写真では羽ばたいている個体と翼をたたんでいる個体の様子が写っているので、パタパタパタ。。。。パタパタパタ。。。。の飛び方を想像してほしい。

400ミリレンズのE-1、800ミリ画角で撮るトビモノは当たり外れが大きい。この写真も少し大きく撮れたのはいいけど、フレームの端っこになんかとか入った飛翔姿をトリミングしたもの。ハギマシコの飛翔のシーケンスがさらによく理解できる写真だろう。彼らはもうすぐ北に向かうはずだが、それまでに地上でのまともな写真を撮らせてくれないかな。
撮影:2005.3.6@六方田んぼ E-1+NikkorED400mmF5.6

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3 throughts on "ハギマシコの飛び方"

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