何のヒネリもない


鳥写真を始めた頃、ジョウビタキは格好のターゲットだった。人里の代表的な冬鳥であり、人の接近に寛容であるところが一番の理由。メスのキュートさというのも、この鳥から教わった。
最近はジョウビタキにトンとレンズを向けなくなってしまった。撮り飽きたといったところだろう。ジョウビタキに限ったことではない。このあたりで見られる鳥は一通り撮り尽くした。デジスコのどアップで撮りながら、識別能力も養ってきた。それも何とかできた。
だから今は次のステップに進もう。ただ大きく美しいポートレートを撮るということから、1枚の写真に「言葉」を与えよう。「写真は視覚言語」とプロ写真家・宮崎学は説く。饒舌な視覚言語は実にパワフルである。私の写真にもそんな力を与えたい。
と、ここに掲載したジョウビタキ♂の写真。なんのヒネリもパワーもおまへん。[:うんぴ:]
今期、初めてオスが撮れたと、まあそれだけの証拠写真のために。
OLYMPUS E-1 NikkorED600mmF5.6 2005.1.30@出石川

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