クロジは漢字で黒鵐と書く。黒字ではない。まあ洒落で「黒字が出た」とタイトルしておこう。この鳥と巡り合うチャンスは年に２回。繁殖期の山中と、越冬期の雪里。冬は里山林で暮らすが、潜行性が強いため、人目に触れることがほとんどない。大雪で林床が雪に覆われたとき、仕方なく林縁に出てくるときがチャンス。
ポイントで午前中待機して、ごく短いワンチャンスに撮影が叶った。ブレボケの写真も掲載しているのは。尾羽の特徴が分かるように。ホオジロ科の外側尾羽は白いのが特徴だが、クロジは白くない。
野鳥の中で何が一番好きかと問われれば、クロジと最近は答えている。その次がハギマシコ。クロジの艶消しの墨汁のような色目が渋すぎて好きなのである。夏羽は黒味が増して、黒い鳥の美しさがさらに際立つ。
2025.2.6 D7500＋VR300mmF4.0
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