里山湿地のサギソウを今年も見てきた。10株ほどの開花を確認したが、植生保護柵で囲われた湿地は、動物たちによる自然撹乱を受けずに、草ぼうぼうの状況。サギソウの食害は免れても、湿地の保全という観点からは今後改善が求められよう…続きを読む
サギソウ

兵庫県北部但馬地方には、山と川と海に守られた静かな暮らしがあります。 同じ山を歩き、同じ川を下り、同じあぜ道を歩き、その時々に感じたふるさとの風景を書きとめておきたいと思っています。 タジマニアとは、私が勝手に想像した架空の国の名前です。但馬という土地に拘りながら、自分自身の胸の中のサンクチュアリを、いつまでも大切にしたいと思います。
里山湿地のサギソウを今年も見てきた。10株ほどの開花を確認したが、植生保護柵で囲われた湿地は、動物たちによる自然撹乱を受けずに、草ぼうぼうの状況。サギソウの食害は免れても、湿地の保全という観点からは今後改善が求められよう…続きを読む
鉢伏山30分コースを登る。暑い、きつい。で、ヘロヘロになりながら最後の登り。登山路の脇に、目的のオオナンバンギセル2株を見つけた。開花前の株であったが、8月のこの時期に早くも確認できたことに満足。最後の登りからピークのト…続きを読む
今年もフウランの咲く季節になった。昨年の記録では7月18日に同場所で撮影をしている。古いタブノキに着生する美しいランである。 2021.7.16 D7500+VR300mmF4.0 2+
昨年、ビギナーズラックでいきなりジクホコリに出会い、一瞬にして粘菌友の会に入信したのであったが、今年も同じ場所で、ジクホコリに再会することができた。昨年のジクホコリはタイミングよく子実体の美しい状態での観察であったが、今…続きを読む
憧れの昆虫を見たいと思い、汗だくになりながら斜面を上がった。風が強く、発生時期もほぼ終わりがけだったので、目的の虫と出会うことは叶わなかった。 いつもの場所に、ウメガサソウとイチヤクソウの開花を確認した。どちらもツツジ科…続きを読む
ブナ林では夏鳥の囀りがフェードアウトし、代わってエゾハルゼミの合唱が波のように押しては引く季節となった。6月21日が2022年の夏至。明日から昼の時間が日ごとに短くなって行く。 高所湿原のトキソウにはまだ少し早かった。2…続きを読む
稜線添いの林道を走りながら、いくつかのこの時期の花をチェックした。急斜面の法面のササユリは、10株ほどが同時に開花して見事であった。シカや人による食害や盗掘を免れて、急斜面のササユリはこれからも咲き続けてほしい。 廃村で…続きを読む
落石や倒木、土石流などで荒れまくりの林道は、ジムニーでも難儀しながら進まなくてはならなかった。そんな山奥の崖に、イワギリソウがひっそり今年も花を咲かせた。イワタバコ科で、兵庫県レッドリストAランク種。 イワギリソウの下で…続きを読む
ブナ林のショウキランを見てきた。ちょうど開花直後の株にタイミングよく出会えた。開花すると1週間ほどで黒くなり、虫に食われて汚くなる。蕾も含め、同じ現場で十数株を確認した。 ショウキランの沢から少しのぼったブナ林床には、同…続きを読む
幹線林道を走れば、コーナーに仲間の車。聞けば、目の前の立ち枯れでアカゲラが営巣中とのこと。仲間の撮影が終了したあと、路肩に座り込んでレンズを向けた。オスが少し警戒しながら巣穴に向かい、給餌するとすぐに飛び出した。 次にメ…続きを読む