毎年、2月のセツブンソウで始まる花めぐりは、11月のキッコウハグマの観察で終わりになる。花の無い寂しい山の季節が始まり、興味はもっぱら平地の冬鳥観察に移る。台風の大水の影響で、渓谷のあちらこちらで登山道が崩れており、11月いっぱいの平日は入山禁止で補修工事が続いている。工事のない土日祝のみ、登山者のために開放されている。
キッコウハグマは渓谷沿いの登山路脇でよく見かけるものの、そのほとんどすべてが閉鎖花。花を咲かせず自家受粉で子孫を増やす。花を見るには、谷を最後まで詰めないといけない。今年も、いつもの場所に小さな白い花の群落を確認した。5裂の小花を3つ寄せた独特の形が美しい。
以下、この日に観察した花たち。
2023.11.3 D7500+90mmMACRO, 10mmFE, iPhone SE
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